日本学術会議の新型コロナウイルス感染症に対する取組

SARS-CoV-2電子顕微鏡像
撮影:広島大学ウイルス学 教授 坂口剛正、助教 東浦彰史
提供:広島大学 田中純子副学長(日本学術会議連携会員)
パンデミックと社会に関する連絡会議
◆第25期・第1回(令和 3年12月 1日) | 議事次第(PDF形式:36KB)![]() |
議事要旨(PDF形式:88KB)![]() |
新型コロナウイルス感染症関連情報トピックス
日本学術会議の新型コロナウイルス感染症に関する最新の情報を紹介します。
2023年 6月24日 | 公開シンポジウム「コロナ感染症をめぐる記録と記憶―何を、誰が、どう残すか―」
新型コロナウィルス感染症(以下、コロナ感染症)はさまざまな社会問題を浮き彫りにし、人類社会の変容と課題を考える機会となった。流行が4年目に入ったなかで、医療現場や保健所等における活動の記録と記憶をどう残し、どのように継承するのか、また、各地の史料保存利用機関等におけるコロナ感染症をめぐる公文書管理の取り組みはどうなっているのかなど、関係諸記録・記憶の収集・保全への対応を検証し、未来へ継承するための展望が、今必要である。 開催時間:13:30~17:30 |
2023年 7月29日 | 公開シンポジウム「ウィズ・ポストコロナ時代における老年学の役割と発揮:新たなステージに向けて」
我が国の新型コロナウイルス対策は、ウイルスの特性の変化やワクチン接種の進捗に応じて、これまでも感染者全員入院からの転換、国民の行動制限や経済活動の制限の見直しを行うなど、状況に応じた対策を展開してきた。特にオミクロン株は、若者の重症化リスクは低く、大部分の人は感染しても軽症で入院を要することは少ない。 開催時間:13:00~15:30 |
Gサイエンス学術会議2022共同声明 (2022年5月31日公開)
令和4年5月31日ドイツ・ベルリンにおいて、ドイツ科学アカデミー・レオポルディーナの主催のもとGサイエンス学術会議2022(Science7 Dialogue Forum 2022)が開催されました。同会議には、日本学術会議から梶田会長、髙村副会長、カナダ王立協会、フランス科学アカデミー、ドイツ科学アカデミー・レオポルディーナ、イタリア・リンツェイ国立アカデミー、英国王立協会、全米科学アカデミーの代表が参加し、世界的な重要課題に係る共同声明が取りまとめられ、4つの提言が公表されました。以下にパンデミックに関わる2つの提言を紹介します。
・抗ウイルス薬:次のパンデミックに対する更なる備え
(英文(PDF形式:389KB)、邦文仮訳(PDF形式:604KB))
・人獣共通感染症と薬剤耐性に対するワンヘルス・アプローチの必要性
(英文(PDF形式:394KB)、邦文仮訳(PDF形式:718KB))
2022年5月号『学術の動向』特集:コロナ禍における社会の分断─ジェンダー格差に着目して─
2022年3月号『学術の動向』
特集: コロナ禍とどう向き合うか ─公衆衛生上の危機と私たちの社会─
特集: 海空宇宙のCOVID-19対応と今後のパンデミック対応に向けて
2021年12月号『学術の動向』
特集: コロナ禍と現代社会 ─人文学・社会科学の視点から─
2021年11月号『学術の動向』
特集: コロナ禍における人・社会・環境-危機への対応と持続可能な社会の実現
2021年10月号『学術の動向』
特集: よくわかる新型コロナワクチン
2021年9月号『学術の動向』
特集: 新型コロナウイルス感染症に対する学術の取り組みと今後の課題
学術の動向は、学術協力財団HPより購入可能です。
新型コロナウイルス感染症に関する公開講演会の情報
日本学術会議は、早い段階から公開講演会を通して様々な分野でコロナ禍に関連する課題について科学者コミュニティおよび市民との対話を進めてきました。日本学術会議は、その特徴を活かした多様な視点(人文・社会科学、生命科学、理学・工学)からコロナ禍の状況を分析し、課題の抽出を行っています。その成果を関連する学協会と連携して、公開講演会として発表しています。
シリーズ企画「学術フォーラム コロナ禍を共に生きる」
- 学術フォーラム 「コロナ禍を共に生きる#8 コロナパンデミックが顕在化させた「働くこと」の諸課題は人口問題にどう影響するか?」
2022年9月2日(金)オンライン開催 - 学術フォーラム 「コロナ禍を共に生きる#7 新型コロナウイルス感染症のレジストリ研究の現状と今後の方向性 医療情報の収集と活用による対策について」
2022年5月28日(火)オンライン開催 - 学術フォーラム 「コロナ禍を共に生きる#6ウィズ/ポストコロナ時代の民主主義を考える:「誰も取り残されない」社会を目指して」
2022年3月15日(火)オンライン開催 - 学術フォーラム 「コロナ禍を共に生きる#5 感染症をめぐる国際政治のジレンマ 科学的なアジェンダと政治的なアジェンダの交錯」
2022年2月6日(日)オンライン開催 - 学術フォーラム コロナ禍を共に生きる04[新型コロナウイルス感染症の最前線-what is known and unknown#3]「新型コロナウイルス感染症の予防と治療 Up-to-date そして変異株への対応」
2022年2月5日(土)オンライン開催 - 学術フォーラム コロナ禍を共に生きる#3「パンデミックに世界はどう立ち向かうのか~国際連携の必然性と可能性~」
2021年10月23日(土)オンライン開催 - [新型コロナウイルス感染症の最前線-what is known and unknown#2]
「新型コロナウイルス感染症の臨床的課題、対策と今後の方向性:臨床の現場を知り、何をすべきか一緒に考えましょう。」
2021年9月18日(土)オンライン開催 - [日本学術会議緊急フォーラム]
「新型コロナウイルス感染症の災害級流行急拡大への対応」
2021年9月11日(土)オンライン開催 - [新型コロナウイルス感染症の最前線-what is known and unknown#1]
「新型コロナウイルスワクチンと感染メカニズム」
2021年5月8日(土)オンライン開催終了。一部動画を公開中。参加者からの質問への回答(2021年7月29日作成)(PDF形式:271KB)を掲載。
新型コロナウイルス感染症に関する審議状況(第二部大規模感染症予防・制圧体制検討分科会)
大規模感染症等を予防・制圧するために必要な体制の整備等について検討を行うため、第二部に分科会を設置し、精力的に審議を行っています。
分科会の情報はこちら
日本学術会議のこれまでの取組
- 日本学術会議は新型コロナウイルス感染症蔓延の早い段階から、国内外の科学者と共同で様々な取組を行ってきました。
2021年11月30日 | 梶田会長・門田医学会連合会長対談「新型コロナウイルス感染症に対する学術の取り組みと課題」 |
2021年11月16日 (日本語版(仮訳)) |
SSH7(Social Science and Humanities 7) 共同声明 コミュニティ・エンゲージメント(仮訳)(PDF形式:170KB) 教育、技能、雇用(仮訳)(PDF形式:199KB) 信頼性・透明性のあるデータ収集(仮訳)(PDF形式:181KB) 格差と結束(仮訳)(PDF形式:178KB) 財政政策(仮訳)(PDF形式:177KB) |
2021年 8月 6日 (日本語版(仮訳)は8月26日に公表) |
S20及びSSH20共同声明2021 S20 Joint Statement(PDF形式:281KB) パンデミックへの備えと科学の役割(仮訳)(PDF形式:298KB) SSH20 Joint Statement(PDF形式:229KB) 危機:経済、社会、法及び文化 より脆弱でない人類をめざして(仮訳)(PDF形式:189KB) |
2021年 6月24日 | 日本学術会議会長談話「新型コロナウイルス感染症とワクチン接種をめぐって」(PDF形式:256KB) |
2021年 3月31日 | Gサイエンス学術会議 「Data for international health emergencies: governance, operations and skills」(PDF形式:361KB) 「世界的な公衆衛生上の緊急事態のためのデータ:ガバナンス、オペレーション、スキル(概要)」(PDF形式:137KB) |
2021年 2月 9日 | 日本学術会議幹事会声明「新型コロナウイルス感染症対策の検討について」(PDF形式:275KB) |
2020年 9月26日 | サイエンス20共同声明 「Foresight:Science for Navigating Critical Transitions」(PDF形式:343KB) 「フォーサイト;重大な転換へと導くための科学(和訳)(PDF形式:445KB)」 |
- 第24期山極会長が感染症対策だけではなく、経済、くらし、文化・芸術の幅広い分野の学識者との対談を行いました。