日本学術会議の新型コロナウイルス感染症に対する取組

SARS-CoV-2電子顕微鏡像
 撮影:広島大学ウイルス学 教授 坂口剛正、助教 東浦彰史
 提供:広島大学 田中純子副学長(日本学術会議連携会員)

パンデミックと社会に関する連絡会議

新型コロナウイルス感染症関連情報トピックス

日本学術会議の新型コロナウイルス感染症に関する最新の情報を紹介します。

ワクチンについて小中高校生と一緒に考える教材

コロナ禍の希望、ワクチン。そもそもワクチンとはどんなものでしょうか。ワクチンの歴史や意義、考え方について、日本学術会議会員を含む専門家と小中高校生が一緒に考えるための小冊子を作りました。ぜひ、ご活用ください(絵をクリックすると、資料ダウンロードができるページに移ります)。

ワクチンについて小中高校生と一緒に考える教材


2021年12月号『学術の動向』特集: コロナ禍と現代社会 ─人文学・社会科学の視点から─

  • 特集の趣旨 / 伊藤公雄・井野瀬久美惠・岩井紀子・島薗 進
  • コロナ禍における日本人の社会心理──日本における時系列変化と国際比較/三浦麻子
  • コロナ禍における日本人の不安感と政策に対する評価──日本版総合的社会調査JGSS-2021から/岩井紀子・林 萍萍
  • パンデミックが歴史学の課題であるとはどういうことか/藤原辰史
  • コロナ禍のなか、過去をたぐり寄せる──コルストン像引き倒しのタイミング再考/井野瀬久美惠
  • コロナ禍でのDV被害者支援/北仲千里
  • 「見捨てられるいのち」をめぐる倫理問題/島薗 進
  • 新型コロナ禍が映し出した社会──ケアとリペアのデモクラシーに向かって/伊藤公雄
  • コロナ禍における経済と働き方の変化──テレワークの急速な普及と新たな格差の可能性/山本 勲・石井加代子
  • コロナの時代の慈愛/巽 孝之
  • 美術とパンデミック/宮下規久朗
  • コロナ禍と世界の哲学者たち──ジョルジオ・アガンベンの問いかけ/國分功一郎

学術の動向は、学術協力財団HPより購入可能です。


2022年 1月25日 公開シンポジウム「コロナ禍での感覚器障害のリスク」

 新型コロナウイルス感染症の流行により、嗅覚、味覚、視覚をはじめとする感覚器障害のリスクが高まっています。その要因は次の3つに大別されます。一つは、新型コロナウイルス感染症により、感覚器が直接的に障害されるリスクです。新型コロナウイルス感染症の症状として、先行して急性の嗅覚障害や味覚障害を自覚することがあります。一方で、臭いや味が分からなくなる病気のほとんどが、新型コロナウイルス感染症とは無関係であることも事実です。本講演会では、嗅覚障害や味覚障害を自覚した場合の適切な対応を中心に紹介します。二つめは、感染を恐れるあまり、受診控えによって感覚器疾患が重症化するリスクです。感覚器には適切な経過観察や継続した治療を受けなければ回復不可能となる重大な疾患も多く存在します。本講演会では、眼科での実例に基づき、患者の自己判断の危険性について啓発します。三つめは、外出自粛生活により、屋内で過ごす機会が増え、リモートワーク、リモート学習が急速に普及したことによる影響です。特に環境変化に対する感受性の高い小児の視覚障害が問題になっています。自粛生活で酷使しがちな目を守るために必要なことを紹介します。Withコロナの時代において人々の社会生活や日常生活に深くかかわる感覚器の重要性を啓発し、その健康を維持・増進するための適切な情報を提供することで、社会貢献を果たしたいと考えております。

開催地:オンライン開催

定員:500名

以下のページのリンク先より参加登録をしてください。
参加申し込みページへのリンク


2022年 2月 5日 学術フォーラム「コロナ禍を共に生きる04[新型コロナウイルス感染症の最前線-what is known and unknown#3]「新型コロナウイルス感染症の予防と治療 Up-to-date そして変異株への対応」」

 2020年1月に我が国で最初の感染者の報告がされて以来、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)は全国に拡大した。特に第5波では、それまでと比較するとはるかに多い新規感染者が報告され、重症者数も過去最多となった。感染状況は一旦落ち着いているが、感染の再拡大の懸念もあり第6波に備える必要がある。本フォーラムでは、Covid-19を克服するための2本柱である新型コロナワクチンと治療薬に焦点を当て、最新情報を分かりやすく解説することを目的とする。また、最近、厚生労働省が特例として薬局での販売を認可した抗原検査キットをはじめCovid-19の検査法の最新情報についても取り上げる。

開催地:オンライン開催

定員:500名

※以下の参加登録ページよりお申込み下さい。
参加登録ページ


2022年 2月 6日 学術フォーラム「コロナ禍を共に生きる#5 感染症をめぐる国際政治のジレンマ 科学的なアジェンダと政治的なアジェンダの交錯」

 現在の国際社会は、伝統的な安全保障の脅威に加えて新型コロナウィルス・パンデミックのような非伝統的な脅威にも直面している。感染症の脅威に対処するためには高度な専門知が要求され、政策決定者はその専門知に基づいて政策を立案・実施しなければならない。だが国家のレベルでは経済対策と感染症対策を巡る利害対立が、また国際的には医療資源を持つ国とそれを持たない国との間の利害対立が、益々先鋭化している。国家を超える共通政府を持たない国際社会は、はたしてこのような重層的な利害対立を克服して科学的知見に基づいて感染症に立ち向かうことができるのだろうか。既に日本学術会議は、コロナ禍を共に生きる#3として「パンデミックに世界はどう立ち向かうのか~国際連携の必然性と可能性~」と題する学術フォーラムを開催している。
 本企画では、そこで明らかにされる国際連携の必要性やITによって開かれるグローバルな情報共有や格差解消の可能性を前提とした上で、政治学の視点から感染症をめぐる国際制度の脆弱性や国家の政治体制のあり様について検討し、感染症の脅威から人類を守るための政治や行政の役割について考察する。具体的な論点としては、今回のパンデミックへの世界保健機関(WHO)の対応をどう評価すべきか、ワクチンや治療薬への公平なアクセスをどのように実現するのか、日本を含むアジア諸国の対応は欧米諸国の対応とどのような点で異なっているのかなどを想定している。これらの論点について、世界保健機関での実務経験を有する国際政治学者や知的所有権に詳しい国際政治経済学者、さらにはアジアや欧州の感染症対策に詳しい地域研究・比較政治学者や行政学者を交えて多角的に検討し、感染症を巡る政治的な課題への国民の理解を促進したい。

開催地:オンライン開催

※どなたでも視聴参加いただけます。

以下のページのリンク先よりお申込みください。
参加登録ページへのリンク


シリーズ企画「学術フォーラム コロナ禍を共に生きる」


公開シンポジウム「くすりのエキスパートが語る“よくわかる新型コロナウイルスワクチン”」(4月24日(土)開催)

2021年12月号『学術の動向』特集: コロナ禍と現代社会 ─人文学・社会科学の視点から─

2021年11月号『学術の動向』特集: コロナ禍における人・社会・環境-危機への対応と持続可能な社会の実現

2021年10月号『学術の動向』特集: よくわかる新型コロナワクチン

2021年9月号『学術の動向』特集: 新型コロナウイルス感染症に対する学術の取り組みと今後の課題
学術の動向は、学術協力財団HPより購入可能です。


新型コロナウイルス感染症に関する公開講演会の情報

日本学術会議は、早い段階から公開講演会を通して様々な分野でコロナ禍に関連する課題について科学者コミュニティおよび市民との対話を進めてきました。日本学術会議は、その特徴を活かした多様な視点(人文・社会科学、生命科学、理学・工学)からコロナ禍の状況を分析し、課題の抽出を行っています。その成果を関連する学協会と連携して、公開講演会として発表しています。

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新型コロナウイルス感染症に関する審議状況(第二部大規模感染症予防・制圧体制検討分科会)

大規模感染症等を予防・制圧するために必要な体制の整備等について検討を行うため、第二部に分科会を設置し、精力的に審議を行っています。

分科会の情報はこちら

構成員名簿(PDF形式:26KB) 設置提案書(PDF形式:78KB)

日本学術会議のこれまでの取組

  • 日本学術会議は新型コロナウイルス感染症蔓延の早い段階から、国内外の科学者と共同で様々な取組を行ってきました。
2021年
2021年11月30日 梶田会長・門田医学会連合会長対談「新型コロナウイルス感染症に対する学術の取り組みと課題」
2021年11月16日
(日本語版(仮訳))
SSH7(Social Science and Humanities 7) 共同声明
コミュニティ・エンゲージメント(仮訳)(PDF形式:170KB)
教育、技能、雇用(仮訳)(PDF形式:199KB)
信頼性・透明性のあるデータ収集(仮訳)(PDF形式:181KB)
格差と結束(仮訳)(PDF形式:178KB)
財政政策(仮訳)(PDF形式:177KB)
2021年 8月 6日
(日本語版(仮訳)は8月26日に公表)
S20及びSSH20共同声明2021
S20 Joint Statement(PDF形式:281KB)
パンデミックへの備えと科学の役割(仮訳)(PDF形式:298KB)
SSH20 Joint Statement(PDF形式:229KB)
危機:経済、社会、法及び文化 より脆弱でない人類をめざして(仮訳)(PDF形式:189KB)
2021年 6月24日 日本学術会議会長談話「新型コロナウイルス感染症とワクチン接種をめぐって」(PDF形式:256KB)
2021年 3月31日 Gサイエンス学術会議 「Data for international health emergencies: governance, operations and skills」(PDF形式:361KB)
「世界的な公衆衛生上の緊急事態のためのデータ:ガバナンス、オペレーション、スキル(概要)」(PDF形式:137KB)
2021年 2月 9日 日本学術会議幹事会声明「新型コロナウイルス感染症対策の検討について」(PDF形式:275KB)

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  • 第24期山極会長が感染症対策だけではなく、経済、くらし、文化・芸術の幅広い分野の学識者との対談を行いました。

 公開対談「新型コロナウイルス後の世界」を公開しています。