地域等との連携

日本学術会議では、これまで進めてきた地方における取組の強化を図ることで地方創生へのより一層の貢献を図ることを目的として、平成30年度から新たに地方学術会議を開催することとしました。地方学術会議では、科学者のみならず地域のリーダー等を巻き込んだ意見交換を通じて地域の課題の解決に貢献することや、若い世代の科学に対する興味・関心を喚起する等の企画を実施することとしています。

日本学術会議は、地域の科学者と意思疎通を図るとともに学術の振興に寄与することを目的として、北海道、東北、関東、中部、近畿、中国・四国、九州・沖縄の7つの地区会議を組織しています。これらの地区会議は、地域の求める情報に即したテーマを設定した学術講演会の開催や科学者との懇談会、地区会議ニュースの発行などを行っています。

日本学術会議若手アカデミー(Young Academy of Japan)は、人文・社会科学と自然科学にまたがる多様な分野において、最先端の研究に取り組む45歳未満の研究者をメンバーとしています。確固たる専門性と多様な背景を特徴とするユニークな組織として、未来の科学・学術を担う若手研究者の立場から、幅広い活動を行っています。その大きなミッションは、研究者コミュニティのみならず政府・産業界・メディア・国民や諸外国の若手アカデミーとも対話・連携することで、世界や日本が直面する諸問題、また、若手研究者をとりまく諸問題に関する解決策を提示し、実行していくことです。