過去のアジア学術会議

第18回アジア学術会議(SCA)日本会合の開催結果

○2018年12月5~7日の3日間にわたり、第18回アジア学術会議(SCA)日本会合が、日本学術会議で開催されました。

  • “Role of Science for Society: Strategies towards SDGs in Asia”(社会のための科学:アジアにおけるSDGsの達成に向けた戦略)(1/2、 2/2)をテーマに、国際シンポジウムが開催されました。国際シンポジウムは開会式、5名の方々による基調講演とパラレルセッション、SCAジョイントプロジェクトワークショップ、Future Earth セッション、科学と社会委員会及び若手アカデミー合同セッション、そしてポスターセッション並びに閉会式で構成され、約16の国と地域から約200名の参加がありました。
  • 5日のSCA理事会では、年次報告及びスリランカのNational Science and Technology Commission (NASTEC)の新規加盟が承認されました。
  • 7日のSCA総会では、新しい役員が紹介されたほか、共同宣言文が取りまとめられました。また、次回第19回アジア学術会議(SCA)はミャンマーのネピドーで開催することが決定しました。

第17回アジア学術会議(SCA)フィリピン会合の開催結果

○2017年6月14~16日の3日間にわたり、第17回アジア学術会議(SCA)フィリピン会合が、フィリピンのマニラで開催されました。

  • 「Science, Technology, and Innovation for Inclusive Development」をテーマに、国際シンポジウムが開催されました。国際シンポジウムは開会式、基調講演、パラレルセッション、ポスターセッション並びに閉会式で構成され、約13の国と地域から450名以上の参加者がありました。
  • 15日にはSCA共同プロジェクトワークショップがあり、フィリピンと日本との共同プロジェクトについてプレゼンテーションがなされました。
  • 14日のSCA理事会では、年次報告、SCA加盟に関心を持っている各国機関等について報告されました。
  • 15日のSCA理事会では、新しい役員が紹介されたほか、今回宣言文が取りまとめられました。また、次回第18回大会について、日本で開催することが決定されました。

第16回アジア学術会議(SCA)スリランカ会合の開催結果

○2016年5月30日~6月1日の3日間にわたり、第16回アジア学術会議(SCA)スリランカ会合が、スリランカのコロンボで開催されました。

  • 「Science for the People: Mobilizing Modern Technologies for the Sustainable Development in Asia」をテーマに、国際シンポジウムが開催されました。国際シンポジウムは開会式、基調講演、パラレルセッション、スリランカの首相との対話、ポスターセッション並びに閉会式で構成され、約20の国と地域から150名程度の参加者がありました。
  • 30日にはSCA共同プロジェクトワークショップがあり、スリランカと日本との共同研究についてプレゼンテーションがなされました。
  • 30日のSCA理事会及び総会では、年次報告、ICSUへの加盟等についての報告のほか、将来の開催国について、2020年中国、2022年韓国とすることが承認されました。
  • 31日、6月1日のSCA理事会及び総会では、前回大会でSCA中長期ビジョンを作成するために設置された戦略委員会による報告書が報告され、今後のSCAの戦略計画として承認された(下記リンク参照)ほか、今回宣言文が取りまとめられました。また、次回第17回大会について、ホスト機関であるフィリピンのNational Research Council of the Philippines (NRCP)から、次々回第18回大会について、同じくバングラデシュのBangladesh Academy of Sciences(BAS)から紹介されました。

○アジア学術会議の活動戦略(原文)
○アジア学術会議の活動戦略(仮訳)

   

第15回アジア学術会議(SCA)カンボジア会合の開催結果

○2015年5月15日~17日の3日間にわたり、第15回アジア学術会議(SCA)カンボジア会合が、カンボジアのシェムリアップで開催されました。

  • 「Science and Technology for Culture」をテーマに、国際シンポジウム(開会式、全体会合、SCA共同プロジェクトワークショップ、3つのパラレルセッション、会議の総括、パネルディスカッション並びに閉会式)、SCA理事会、エクスカーションで構成され、国際シンポジウムには16の国と地域から177名の参加者がありました。
  • 15日のSCA理事会では、Pakistan Academy of Sciences (PAS)及びIndian National Science Academy(INSA)の加盟が承認されたほか、今後のSCA活動の戦略を検討する委員会の設置が承認されました。
  • 16日のSCA理事会では、SCA宣言が合意されたほか、次回、第16回大会について、ホスト機関であるNational Academy of Sciences of Sri Lanka(NASSL)の会長であり、SCAの会長であるVijaya Kumar教授から紹介されました。第16回大会は「Science for the People: Mobilizing New Technologies for Sustainable Development in Asia」のテーマの下、2016年5月30日~6月1日、スリランカのコロンボにて開催されます。また、新役員として、2018年のホスト国(バングラデシュ)のBangladesh Academy of Sciences(BAS)の会長であるMesbahuddin Ahmad教授がSCA次期会長となり、Mohd Nordin Hassan前会長が役員を退任することが紹介されました。
  • 国際シンポジウム総括として16日に行われたパネルディスカッションは、世界的な遺産の保護に関するSCAメンバーの協働の方策、科学技術の役割に焦点が当てられ、それぞれの国やアカデミーの戦略計画の検討に生かせる内容の濃い議論が行われました。

第14回アジア学術会議(SCA)マレーシア会合の開催結果

○2014年6月17日から3日間、第14回アジア学術会議(SCA)マレーシア会合がマレーシア、クアラルンプールのイスタナホテルで開催されました。

  • 18日及び19日には、マレーシア科学アカデミー(ASM)、科学技術イノベーション省(MOSTI)、環境開発研究所(LESTARI)及び国際科学会議アジア地域事務所(ICSU-ROAP)の主催により、「Future Earth: Research for global sustainability and a holistic understanding of sustainable development of Asia」をテーマに国際シンポジウムが開催されました。国際シンポジウムは、基調講演、パラレルセッション/シンポジウム、ポスターセッション、パネルディスカッションで構成され、20か国から200人以上が参加しました。
  • 18日の国際シンポジウムに先立ち、17日にはSCA共同プロジェクトワークショップがあり、マレーシアと日本の間で行われているSATREPSの3つの実施中の共同プロジェクトについてのプレゼンテーションが、科学技術振興機構シンガポール事務所と国際協力機構マレーシア事務所の協力により行われました。
  • SCA総会及び理事会が大会期間中開催され、定款・細則の改正案が認められ、新役員が選出されました。さらに、加盟機関として、アカデミアシニカ及びミャンマー芸術科学アカデミーが認められ、加盟機関は、29機関となりました。
  • 日本学術会議からは、総会・理事会に大西隆会長、春日文子副会長及び吉野博第三部会員が参加しました。また、国際シンポジウムでは、大西隆会長と黒川清元会長が基調講演を行い、安成哲三第三部会員がパネルディスカッションのモデレーターを務めました。

第13回アジア学術会議(SCA)タイ会合の開催結果

○2013年5月7日から3日間、タイ科学協会(SST)他の主催により、第13回アジア学術会議(SCA)タイ会合がタイのバンコクで開催されました。

  • 7日及び8日には、理事会が2回開催され、主としてアジア学術会議の運営や今後の活動にかかわる事項について協議が行われました。
  • 7日には共同プロジェクトワークショップがあり、タイと日本の間で行われているSATREPSの共同プロジェクトについてDVDでの紹介やプレゼンテーションがなされました。
  • また、8日にはCall for Paperによる「アジアにおける科学の役割」をテーマに国際シンポジウムが開催されました。まず始めにアジア開発銀行ロハニ副総裁が「アジアの発展のチャレンジ」と題して基調講演があり、続いて招待講演とパラレルセッションも行われました。パネルディスカッションでは「Future Earth」のテーマでアジアの持続可能性の重要さについて議論され、質疑応答も含め出席者から高い関心が寄せられました。

第12回アジア学術会議(SCA)インドネシア会合の開催結果

○2012年7月10日から3日間、インドネシア科学院(LIPI)他の主催により、第12回アジア学術会議(SCA)インドネシア会合がインドネシアのボゴールで開催されました。

  • 10日及び12日には、理事会・総会が開催され、主としてアジア学術会議の運営や今後の活動にかかわる事項について協議が行われました。今回の総会では、これまでのSCA未加盟国への積極的な訪問活動により、4ヵ国の新規加盟が認められ、SCAの加盟国・機関は16ヵ国27機関と、飛躍的に拡大しました。
  • また、11日及び12日には、初めてのCall for Paperによる国際シンポジウムが開催されました。折しも、6月22日からブラジル・リオデジャネイロで「国連持続可能な開発会議」(リオ+20)が開催され、「GDPとは異なる幸福度や自然の豊かさを考慮した新たな経済指標の策定をUN中心に進める」ことに関し、先進国と途上国との交渉が注目を集める中、今回の第12回SCA会議においても、グリーン経済をテーマとし、GNH(幸福度による)指標を用いているブータン国立僧院からの基調講演や、毛利衛日本学術会議連携会員の「宇宙からみた地球環境」をテーマとした基調講演が行われ、出席者から高い関心が寄せられました。
  • 最終日の12日には、アジア学術会議 (SCA)共同声明「グリーンエコノミー達成のため科学者の英知を活用しよう」について協議が行われ、その後、公表されました。

○ 共同声明(本文)
  :Science Council of Asia (SCA) Declaration On Mobilizing Science Toward Green Economy
○ 共同声明(仮訳)
  :アジア学術会議 (SCA)共同声明「グリーンエコノミー達成のため科学者の英知を活用しよう」

G8に向けたNASAC, IANAS, SCAによる開発に関する共同声明

PDFファイル(本文) Joint statement by the Network of African Science Academies (NASAC), the Inter-American Network of Academies of Sciences (IANAS) and the Science Council of Asia (SCA) to the G8 on the role of science, technology and innovation in promoting global development.

第8回アジア学術会議で承認されたアジア学術会議戦略計画

PDFファイル(本文) First Strategic Plan of the Science Council of Asia

第7回アジア学術会議で採択された共同声明

PDFファイル(本文) The 7th Science Council of Asia (SCA) Conference Joint Statement on Energy and Environment
PDFファイル(仮訳) 第7回アジア学術会議共同声明:エネルギーと環境
PDFファイル(本文) The 7th Science Council of Asia (SCA) Conference Joint Statement on the Future of the SCA
PDFファイル(仮訳) 第7回アジア学術会議共同声明:今後のSCA