アジア学術会議

アジア学術会議(SCA:Science Council of Asia)は、アジア地域の各国アカデミー等で構成される国際学術団体で、日本学術会議がその事務局を担っています。現在、日本を含めた18か国・地域の31機関が加盟しており、その学術分野は人文・社会科学から自然科学・工学までを広く網羅しています。2000年の設立以来、毎年、加盟各国が巡回で年次会合を開催し、国際シンポジウムや総会・理事会等を開催しています。

SCA(Science Council of Asia)のホームページ → https://www.scj.go.jp/en/sca/index.html

第22回アジア学術会議(SCA)韓国会合の開催報告

○2023年 10月19~21日の3日間にわたり、第22回アジア学術会議(SCA)が韓国・ソウルで開催されました。

本会議は“Science for Sustainability, Resilience and Human- Well-being”をテーマに開催されました。15ヵ国から250名以上が参加し、各種プログラムを通じて、科学の発展について、悪用されることを防ぎつつ、有効な活用をどのように確保できるかという問いに対し、分野を超えた議論がなされました。また、総会・理事会でSCAの中期の戦略であるSCA Future Strategic Plan 2023と第22回アジア学術会議宣言文が全会一致で採択されました。次回は2024年10月にバングラディシュにて開催される予定です。

第21回アジア学術会議(SCA)インド会合の開催報告

○2022年 3月15~17日の3日間にわたり、第21回アジア学術会議(SCA)がオンラインで開催されました。

本会議は“Science, Technology & Social Science Research: Together for a Better World”(科学、技術、社会科学研究:共により良い世界へ(仮訳))をテーマに開催されました。インドでの感染再拡大により、現地会場での開催は中止され、オンラインのみでの開催となりましたが、16ヵ国・地域から約570名が参加し、各種プログラムを通じて研究者間の活発な意見交換等がなされました。また、理事会でSCA Future Strategic Planの改訂について議論され、SCA Future Strategic Plan 2023 Executive Summaryが取りまとめられると共に、第21回アジア学術会議宣言文として承認されました。次回は2023年10月に韓国にて開催される予定です。

第20回アジア学術会議(SCA)中国会合の開催報告

○2021年5月13~15日の3日間にわたり、第20回アジア学術会議(SCA)が、中国の広州およびオンラインにて開催されました。

第19回アジア学術会議イメージ

本会議は“The Age of New Materials: Innovation for Sustainable Society”( ニューマテリアルの時代:持続可能な社会のためのイノベーション(仮訳))をテーマに開催され、21ヵ国・地域から約500名の参加がありました。アジアや他国・地域における研究者間の交流や連携の拡大に寄与する機会となりました。次回は2022年4月にインドにて開催される予定です。

第19回アジア学術会議(SCA)ミャンマー会合の開催結果

○2019年12月3~5日の3日間にわたり、第19回アジア学術会議(SCA)が、ミャンマーのネピドーにて開催されました。

第19回アジア学術会議イメージ

本会議は“Research and Innovation for Sustainable Development in Asia”(アジアにおける持続可能な開発のための研究とイノベーション)をテーマにMyanmar Academy of Arts and Science (MAAS)の主催及びミャンマー教育省の後援にて開催され、延べ10以上の国・地域から約220名の参加がありました。本会議はアジアや他国における研究者間の持続可能な開発と協力に大いなる貢献を果たしました。次期開催は中国上海にて予定されています。

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