日本学術会議は、わが国の人文・社会科学、自然科学全分野の科学者の意見をまとめ、国内外に対して発信する日本の代表機関です。

代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称  

    (和文)   国際科学会議/宇宙空間研究委員会総会, 科学コミッションA委員会、顕彰委員会
    (英文)   ICSU/COSPAR General Assembly, Commission A business meeting, nomination committee

  2. 会 期

    2018年 7月15日~22日(8日間)

  3. 会議出席者名

    新井康平

  4. 会議開催地

    米国カリフォルニア州パサディナ市

  5. 参加状況  (参加国数、参加者数、日本人参加者)

    100か国以上、3230名、100名以上

  6. 会議内容  
    • 日程及び会議の主な議題

      科学コミッションAのビジネス会議:副議長として出席した。今回から新たに開始したセッション科学内容を総括し、今後もCOSPARの強みである「科学」を重要課題として発展することが了承された。また、議長、副議長を更新することも了承された。
      COSPAR・GEOタスクグループ会議:世界的な衛星観測の取り組みであるGEOに対するCOSPARの寄与について議論した。また、タスクグループの新議長をJerome Benvemiste(Italy)、また、データシェアリングワーキンググループの副議長をYasuko Kasai(Japan)に仮決定した。新井はthe COSPAR Representative to the GEO Program Board Subgroup on the Sendai Convention on Disaster Risk Reductionに選任され、同タスクグループのthe Work Programme monitoring Subgroup! を掛け持ちすることになった。
      科学コミッションAのセッション:A1.1のセッションにて論文を発表した。議論の結果、研究の方向性に提言を得た。 顕彰委員会関係:オフラインにて日本がCOSPARの新しい表彰を提案することの可能性、手続き等をCOSPARのセクレアリアー代表(Janofsky Aaron)と議論した。なお、新井は2020年までCOSPARの顕彰委員会の委員である。

    • 会議における審議内容・成果

      科学コミッションの科学研究内容の方向性を策定できた。また、GEOの重要課題とされているGEO Program Board Subgroup on the Sendai Convention on Disaster Risk Reductionに新井がCOSPAR代表として選任されたことも成果の一つである。さらに、懸賞委員として日本の新しいCOSPAR顕彰の創設の可能性を見出したことも成果と考える。

    • 会議において日本が果たした役割

      COSPARにおける日本の果たすべき役割の重要性は各国メンバーに認識されている。宇宙空間研究における日本のプレセンスが大きいことがその理由である。今回の会議においても日本の果たした役割は従前通り大きい。



会議の模様

新井が出席した会議は、科学コミッションAのビジネス会議、COSPAR・GEOタスクグループ会議及び科学コミッションAのセッションである。

科学コミッションAのビジネス会議に副議長として出席した。ここでは次回以降のセッションの方向性、科学的内容についてであり、今回から開催した以下の5つのセッションの試みの成果が議論された。これらは科学コミッションAの重要課題として再認識された。

Spacecraft Instruments and their Use (A0.1)、Enabling Science in GEOSS through Satellite Observations (A0.2)、Improving the Understanding of the Carbon Cycle with Satellite Observations and Modeling (A0.3)、Observing the Anthropocene from Space (A0.4)、Using Quantified Objectives for Prioritizing Global Environmental Change Measurements (A0.5)

また、A1,A2のサブグループのビジネス会議では次回以降のテーマとして、A1/A2, A2/A3, A1/A3,のジョイントミッションを検討することとなった。さらに、IGARSS, AGU, EGU,その他の地球観測関連のシンポジウム等との差別化を図るため、COSPARの強みである「科学」とCapacity Building Workshopに代表される発展途上国のための衛星リモートセンシングの普及啓発に尽力することが認識された。なお、A1,A2,A3の議長、副議長の交代に関連し、Kanako Muramatsu (奈良女子大学教授)が候補になり、新井はthe COSPAR Representative to the GEO Program Board Subgroup on the Sendai Convention on Disaster Risk Reductionに選任され、同タスクグループのthe Work Programme monitoring Subgroup! を掛け持ちすることになった。 COSPAR/GEOタスクグループ会議ではこれまでの活動のレビュー、GEO活動計画にCOSPARが今後、如何にコミットするか等について議論した。また、タスクグループの新議長をJerome Benvemiste(Italy)、また、データシェアリングワーキンググループの副議長をYasuko Kasai(Japan)に仮決定した。

科学コミッションA(Space Studies of the Earth’s Surface, Meteorology and Climate)では、前出の5つのセッションに加え、通常の以下の3つのセッションが開催された。Space-based and Sub-orbital Observations of Atmospheric Physics and Chemistry (A1.1)、Scientific Exploitation of Oceanographic Measurements From New Missions and Heritage Data Sets (A2.1)、Advances in Earth Observation and Technology for Global Terrestrial Cycles (A3.1)

(2) 提出論文(日本人,日本人以外)
提出論文はアブストラクトのみであり、アブストラクト集として配布された。

(3) 学術的内容に関する事項(当該分野の学術の動向,今後の重要課題等)
前出の5つの重要課題は再認識されている。これらは、地球環境に衛星リモートセンシングが如何に有効であるかを示す課題であり、今後、この研究に議論が集中するものと考える。

(4) その他特記事項
オフラインにて日本がCOSPARの新しい表彰を提案することの可能性、手続き等をCOSPARのセクレアリアー代表(Janofsky Aaron)と話した。これからの手順として、まず、日本国内の顕彰を提案することのコンセンサスを得て、“Term of Reference”を策定して、Janofsky Aaronに送り、COSPAR本部の了解を取り付けてもらい、2019年3月に開催される予定の代表者会議に諮り、オーソライズすればよいことが分かった。これが最短の手順であり、この通り事が運べば、2020年の顕彰から開始可能であるとのことであった。日本のプレゼンスを高めるためにも日本学術会議として新たな日本表彰を提案することを日本学術会議COSPAR小委員会において議論したいと考えている。なお、新井は2020年までCOSPARの顕彰委員会の委員である。また、日本から、藤本委員がBureau memberに選出され、さらに、2022年の総会は、アテネ開催とのことです

次回開催予定
平成32年 8月15日から平成32年 8月22日まで 8日間
開催地:オーストラリア シドニー




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