日本学術会議 SCIENCE COUNSIL OF JAPAN

わが国の科学者の内外に対する代表機関

副会長室

武市 正人 副会長
武市 正人 副会長
 このたび、組織運営及び科学者間の連携担当の副会長に就任いたしました。
 現在、社会は科学や技術のあり方に大きな期待をもちつつも、その役割に満足しているとはいえません。日本学術会議は60年余の歴史の中で、制度的な変革を経ましたが、さまざまな活動を礎としてわが国の学術のあり方を定着させ、科学者の大きな意志決定を主導してきました。今日、さらに科学者の大きな意志が必要とされていると感じます。科学者からの社会への発信はもちろんのこと、そこで発信すべき「声」のあり方が大事だといえます。学術全般に関わる科学者のさまざまな見方から出る声を、外部の勢力から独立して意見の相違をも含んだ合意した声として発するよう努めるべきでしょう。このような、科学者の連携による声を社会に発信することが、日本学術会議が代表する科学者の大きな意志の一つだと考えています。
 第21期に公表した「日本の展望」では、「科学・技術」を定義しました。これは「学術」といえばよいでしょう。もちろんのこと、学術は、人文・社会科学分野を含めた科学・技術です。狭義の科学だけでなく、学術を担うアカデミーが国際的にも注目されてきていますが、われわれはその先頭に立って、学術による国際社会への貢献を目指して行くべきだと考えます。さらに、こうした学術分野の広がりとともに、科学者の世代の広がりもあります。若い科学者が次世代の学術の担い手として活動できるよう、第21期に構想した「若手アカデミー」の実現に向けて取り組むことも科学者間の連携にとって大事だと考えています。
 日本学術会議が果たすべき責任を認識し、会員・連携会員のみなさまのご協力を得て、学術の発展のために力を尽くしたいと思います。
小林 良彰 副会長
小林 良彰 副会長Top
 このたび、大西隆会長の下で第22期の副会長を務めさせていただくことになりました。担当する事項は、「学術会議と政府、社会及び国民等との関係に関すること」(日本学術会議会則第五条二)になります。このため、「社会が抱えるその時々の課題のうち特に重要な課題について審議し、科学者コミュニティを集約した適切な意見を時宣に応じて提言する」ための課題別委員会から発出される提言等に関する事項についても担当することになります。
 なお、これまで日本学術会議は多くの提言等を政府や社会、国民等に対して表出してきましたが、なかなか一般の方々には認知されにくかったこともあったと思います。この点について、大西隆会長が就任の挨拶の中で、もっと社会に対してアピールできる存在となるよう求めたことは、第22期における日本学術会議が進む方向性を示したものと思います。
 特に、平成23年3月に起きた東日本大震災以降、第21期の金澤一郎元会長や広渡清吾前会長の下で様々な復興支援に関する提言が出され、現実の問題に対して従来にも増して積極的に取り組む姿勢を見せるようになったと思います。第22期では、こうした方向を継続しながら、それらの提言等について政府や社会、国民等に対して従来にも増してアピールするよう積極的に働きかけていかなくてはならないと考えております。
 現在の日本はGDPを遙かに超える政府債務や人口減など、かつてない厳しい状況に置かれております。こうした事態に対して、人文・社会科学や生命科学、理学・工学が協力し合いながら客観的で科学的な知見に基づく提言等を作成し、さらにそれを政府や社会、国民に対してアピールしていくことが、第22期における日本学術会議の責務と考えております。
 今後、こうした責務を担うべき真剣に取り組んでいく所存でおりますので、皆様のご協力を御願い申し上げる次第です。何卒、宜しく御願い致します。
春日 文子 副会長
春日 文子 副会長Top
 この度、大西隆会長より副会長のご指名を受け、国際担当を仰せつかりました。
 今期第22期日本学術会議は、東日本大震災を契機として学術がその役割を問われている中で活動を開始します。一方で、期としての任期を終える2014年は、2010年に表出した『日本の展望‐学術からの提言2010』の見直しと、2005年に出発した新生日本学術会議の10年後の評価を目前にした時期です。すなわち、第22期の活動では、社会における学術の役割を確認しつつ、その中での日本学術会議の在り方について検討を行い、その後の方向性を実質的に見出すことが求められており、言わば、今期の活動を以って日本学術会議の真価が問われることになります。そのため、日本学術会議会員・連携会員の総力を挙げた全員参加が不可欠であると考えます。会員の中でも最年少に近い私が副会長に据えられたのは、研究の現場レベルから会員・連携会員の先生方の参画を促し、全員参加を具現化するといった大西会長のご意図が表れたものだと理解しております。
 私の役目は、他のお二人の副会長と協力して、大西会長を、そして日本学術会議の活動を縁の下で支え、会員・連携会員の先生方がお力を発揮していただけるようお手伝いすることと認識しております。そのためには、全国の研究者の努力に敬意を払い、各専門分野からのご意見に真摯に学ぶとともに、科学の成果を受けていただく全ての国民の生活や心に思いを馳せることが大切であると思います。さらに国際担当副会長としては、この度の震災に対して世界中から寄せられた温かな支援と励ましを忘れることなく、他国、他機関の意思を尊重しつつ、これまでに国際アカデミーの場で活躍されてきた数多くの先生方のご尽力を踏まえて、日本学術会議の存在意義を十分に発揮できるよう、全力を尽くす所存です。
 会員と連携会員の皆様には、どうか厳しいご指導とともに、温かく積極的な協働へのご参加をよろしくお願いいたします。

会長の部屋へ



このページのトップへ

このホームページについて
Copyright 2010 SCIENCE COUNCIL OF JAPAN