日本学術会議は、わが国の人文・社会科学、自然科学全分野の科学者の意見をまとめ、国内外に対して発信する日本の代表機関です。

代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称  

    (和文)   世界工学団体連盟(WFEO)幹部会:2017春季拡大執行役員会合、常設専門委員会委員長会合、国連連携委員会Face-to-Face会合(WURC)、WFEOタスクフォースグループ会合など
    (英文)   World Federation of Engineering Organizations (WFEO) : Extended Executive Board Meeting, All STC Chairs Meeting, WURC Face-to-Face Meeting, Specific Task Force Group Meetings etc.

  2. 会 期

    2017年 4月3日~7日(5日間)

  3. 会議出席者名

    小松 利光(WFEO分科会委員長)

  4. 会議開催地

    パリ(フランス)、ユネスコ本部
    注)春季拡大執行役員会合が開催された。

  5. 参加状況  (参加国数、参加者数、日本人参加者)

    参加国数.....約20か国(加盟国約90か国中)
    参加者数.....約50名(うち日本人3名)

  6. 会議内容  
    • 日程及び会議の主な議題

      4月4日:戦略計画タスクフォースグループ会合に参加、
      WEC 2019 introduction会合に参加

      4月5日:マーケティング タスクフォースグループ会合に参加、
      WEF 2017 introduction会合に参加

      4月6日:WURC Face-to-Face会合に参加、
      All STC Chairs 会合に参加

      4月7日:WFEO拡大執行役員会合に参加

      注)4月3日は、執行役員(会長や副会長などの幹部)会合のみであったために、執筆者は参加せずに、その日は翌日以降の会合資料の作成準備に充てた。また、複数のタスクフォースグループ会合には聴講者として参加した(これらの会合内容は、執筆者にとってマイナーな会議なので、以下の審議内容などには記述されない)。

    • 会議における審議内容・成果
      • -All STC Chairs 会合:10の常設技術委員会(STC)の委員長(委員長代理含む)が一同に会して、各STCの現活動における課題の共有と今後の活動における共同プロジェクトの推進について議論した。加えて、今年度より利用されるSTC活動に対する新評価シート(活動を多方面から評価するマトリックス表)についての説明が執行役員からあった。
      • -WURC Face-to-Face会合:WFEOと国連機関(例:ユネスコ)や国際機関・団体(例:国際科学会議「ICSU」)との連携や共同活動を強化するための委員会であるWURCメンバーの会合では、国連関係のイベント参加の報告や国連が推進する持続可能な開発目標(SDGs)を踏まえての具体的なSTC活動を検討した。
      • -WFEO拡大執行役員会合:執行役員・理事会会員・聴講者など約50名の参加者を得て拡大執行役員会合が開催され、会長ら幹部によるWFEOブランド普及のためのトップセールス活動、本部事務局からの運営状況の報告(ユネスコとの関係,新国家メンバーのリクルート状況など)、会計報告、戦略計画等のタスクフォースグループ・STC・世界工学会議準備委員会などから、2016年度の活動実績と2017年度の活動プランに関する報告があった。
    • 会議において日本が果たした役割

      日本が事務局を担っているWFEO-CDRM(災害リスク管理委員会)の活動報告では、直近1年間の主要活動(例:災害に関する国際シンポジウムの開催,SDGsに関係する仙台フレームワークの推進活動,災害に関する他国際機関との連携状況)を報告し、今後の2017年度の方針として、引き続き国際連携や仙台フレームワークの推進、及び国際シンポジウムの計画について実施することを表明した。加えて、本WFEO-CDRMの現ホスト国(日本)は、WFEOの規約に従って、ホスト国を南米ペルーへ移行することになったことを報告した。

    • その他特筆すべき事項(共同声明や新聞等で報道されたもの等)

      特になし。



会議の模様

WFEOの今後の発展について、年次定例会である拡大執行役員会合で報告された内容では、SDGsに関するもの、複数あるSTCの技術専門委員会と政策関連委員会との済み分けに関するもの、タスクフォースグループを中心とした今後のWFEOの活動方針や支援に関するもの等の議論が主なものとなった。まずSDGs関連ついては、各STCの年間活動において,SDGsへの貢献を強く推奨されており、特にイノベーション委員会が先導してSTC間の共同プロジェクトを模索しており、SDGsに対して大きな貢献が期待されている。次に現STCの区分に関しては、専門性や活動指針が異なる2つのグループ(技術専門とポリシー関連)に分かれることが指摘されており、この2つのグループの連携も継続的に議論されている。例えば、若手技術者、女性技術者等のポリシー関連STCと技術専門STC(例:WFEO-CDRM)との人材育成における連携の強化が謳われた。また、今後のWFEOの全体的な活動方針や支援については、具体的且つ実行可能な戦略プランの策定、活動支援のための十分な予算の確保、WFEOのブランドネイムの普及のためのマーケティング活動などを執行役員が中心になって話し合われた。これらについては、各タスクフォースグループでより具体的な案のドラフトを策定した後で、今後の総会等の場で議論を深めていくことになった。上記とは別に、STC活動評価委員会による現行10のSTCについて、2016年度の活動状況の調査・評価について、より厳密な方法で作成された評価シートの説明があった。


次回以降開催予定
2017年11月下旬 ローマ(イタリア)WEF2017
2018年10月下旬 ロンドン(英国)WFEO 50 year anniversary
2019年11月中旬 メルボルン(オーストラリア)WEC2019

略語:
CDRM = WFEO-Committee on Disaster Risk Management(WFEO 災害リスク管理委員会)
SDGs = Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)
STCs = Standing Technical Committees(常設技術委員会)
WEC2019 = World Engineers Convention in Melbourne (Australia), 2019(世界工学会議@メルボルン)
WEF2017 = World Engineering Forum in Rome (Italy) in 2019(世界工学会議@ローマ)
WURC = WFEO-UN Relation Committee(WFEOと国連機関との連携委員会)

FEO All STC Chairs会合
会場の風景
WFEO WURC会合
会場の風景
WFEO 拡大執行委員会会合
会場の風景1
WFEO拡大執行委員会会合, 会場の風景2 (前・現・次会長の記念撮影) 懇親会
会場の様子
会議場会場近隣
桜公園


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