北極科学サミット週間2025
代表派遣会議出席報告
会議概要
名称
(和文)北極科学サミット週間2025 (英文)The Arctic Science Summit Week (ASSW) 2025
会期
2025年3月20日から2025年3月28日まで(9日間)
会議概要
会議の形式:総会(対面・オンライン)
会議の開催周期:年1回
会議開催地
、会議場: アメリカ合衆国・コロラド州、ボルダー コロラド大学ボルダー校ユニバーシティメモリアルセンター(UMC)
会議開催母体機関:国際北極科学委員会(IASC)
会議開催主催機関及びその性格: 国際北極科学委員会(IASC)は政府間組織である北極評議会(AC)のオブザーバーであり、ACと連携を取りながら活動を行っている科学委員会である。IASCは科学的なアドバイスや科学の進展に対しての援助も行う。また、自然科学にとどまらず北極研究に関するすべての分野を網羅している。
参加状況
(参加国名・数、参加者数、日本人参加者の氏名・職名・派遣機関)
参加国名:日本、アメリカ合衆国、英国、カナダ、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、アイスランド、デンマーク、ドイツ、フランス、スイス、中国、韓国、ポーランド、チェコ、スペイン、ポルトガル、イタリア、オーストリア、インド、オランダ、ベルギー、トルコ他。
参加国数:44か国
参加者数:1,168名(現地参加870名、モート参加298名)(うち日本人約20名) 主な
日本人参加者: 榎本浩之・特任教授・国立極地研究所(筆者) 野木義史・教授・国立極地研究所 猪上淳・教授・国立極地研究所 末吉哲雄・特任教授・国立極地研究所 上野洋路・教授・北海道大学 平田貴文・特任准教授・北海道大学 箕輪昌紘・助教・北海道大学 小木雅代・URA・北海道大学 竹内望・教授・千葉大学 菊地隆・センター長・海洋研究開発機構 西野茂人・主任研究員・海洋研究開発機構 木村元・海洋研究開発機構・技術主任 渡邉英嗣・海洋研究開発機構・主任研究員 八田真理子・海洋研究開発機構・副主任研究員 白野亜美・国際担当・海洋研究開発機構 飯島慈裕・教授・東京都立大学 稲垣治・准教授・神戸大学 岸上伸啓・名誉教授・国立民族学博物館 MADANI Seyed Ziaeddin・助教・筑波大学 VASSILIOUK Svetlana・教授・明治大学 他
次回会議予定(会期、開催地、主なテーマ):
会期:2026年3月25日から2026年4月1日まで8日間
開催地:デンマーク・オーフス 準備組織(主催機関):オーフス大学 主な
テーマ:北極科学の推進
会議の学術的内容
日程と主な議題: 3月20日 北極観測責任者フォーラム 3月21日 IASC 雪氷WG会合 3月22日 IASC常任委員会 AFoPS(アジア極地科学フォーラム)会合 3月23日 IASC ExComm打ち合わせ 3月24日 IASC評議会 3月25日 ICARP IVサミット 3月26日 ICARP IVサミット 3月27日 ICARP IVサミット IASCメダル講演会 3月28日 ICARP IVサミット ASSW クロージングディスカッション
学術的内容に関する事項: 今後10年間の北極の科学の長期計画を検討するICARP IV(第4回北極研究計画国際会議プロセス)サミットが開催され、長期計画は2026年までにとりまとめが行われる予定である。本計画は2032-2033年の国際極年につながるものとして、各国による実施が期待される。今回のASSWでは、北極の科学に関する先住民の関与に関する紹介や意見交換が多く行われた。
その他の特記事項: ICARP IVの優先課題検討委員会には日本からも14名が登録している。
所見
IASCは今年で設立35周年となった。IASC評議会クローズドセッションでは、フィンランド副議長の退任に伴い、新たな副議長の選出が行われスイスのGabriela Schaepman-Strubに決まった。また、25か国目となる新たな加盟国トルコのIASC評議会参加の承認があった。2028年のASSW開催がポルトガル(ポルト)に、2029年はスウェーデン(ストックホルム)に決定した。 さらに、北極の長期科学活動を検討するICARP IVサミットが開催された。2015年に富山で開催された第3回ICARPから10年目の会合では、7つの優先課題の内容と実施方法が検討され、また、先住民との協働に関する議論が行われて2032-2033年の国際極年(IPY)へのつながりが強調された。今回のASSWの機会を利用して、北極科学ファンダーズフォーラム(ASFF)及びアジア極地科学フォーラム(AFoPS)特別会合も開かれた。
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| ASSW2025会議会場 | |
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| 会議の様子 | 会議参加者 |



