代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称  

    (和文)   第28回ISCアジア太平洋地域委員会定例会合
    (英文)   28th Meeting of the ISC Regional Committee for Asia and the Pacific

  2. 会 期

    令和元年 11月5日~6日(2日間)

  3. 会議出席者名

    植松 光夫

  4. 会議開催地

    マレーシア(プトラジャヤ)

  5. 会議内容  

    当初、第27回会合をインドネシアのアチャでの開催予定していたが変更となり、今回、第28回会合も開催困難という事態となった。その結果、ROAPの提案で植松が委員長としてマレーシアのプトラジャヤでの開催とした。委員10名中、モンゴルのTuvdev Ganと韓国のJung-Hye Roが欠席した。ISC本部からはScience DirectorのMathieu Denisが出席した。

    開会式には当初、MESTECCの副大臣の出席予定だったが、急遽都合で変更され、マレーシア学術会議(ASM)のCEOであるHazami HabibがこれまでのASMの活動やISC/ROAPへの貢献、そして来年度ASMの創立25周年であることなどを述べた。続いて植松の挨拶で来年度のISC GB会合をマレーシアへ誘致してはどうかと提案した。第27回会合の議事録の確認の後、前回の課題についての進捗状況の報告があった。続いて6月と10月に開催されたISC GB会合の要約がMathieuから報告された。ISC本部職員は増員なく広報担当を重点的に採用があったということである。

    ROAP事務局長であるMazlanがROAPの2019-2021年の目標について報告した。今後の地域活動については、2月にRegional Consultative Meetingの開催を準備中である報告があった。また、ROAPが取組んでいる4つの領域(Challenge Domains)について各委員からの報告があった。若手を中心に少額ではあるが、ROAPが独自で公募したROAP Small Grant(RSG)の申請書6件についての選考結果が示され、6件中、採択4件、うち2件は一つに合体させ、計3件の採択が承認された。地域レベルでの活動の重要さを感じる。他の地域事務局(RO)でROアフリカは後一年、新しいISCでの実施計画作成のために存続させる。ROラテンアメリカは政局の転換で活動は停止状態であるようだ。来年度の予算は収入が9万ユーロ、支出が14万ユーロという赤字予算が、新しいことへの挑戦とMathieuも賛同し、認められた。ASMからROAPの会計システムに二度と不正の発生がないような改善の説明も受けた。



会議の模様

ASMからのROAPへの支援は2021年9月に終了する。ISC本部はRCAP解散後、ROAP活動や予算執行の承認などをどうするのか、明確な対応を模索中である。会議の資料はHyperlinkで全てネット経由で閲覧、ダウンロードでき資料更新なども適宜行われペーパーレスであった。


次回開催予定:なし

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