代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称  

    (和文)   哲学系諸学会国際連合運営委員会及び付帯コンフェランス
    (英文)   Steering Committee of the International Federation of Philosophical Societies & a Conference.

  2. 会 期

    令和元年5月20日~23日(4日間)

  3. 会議出席者名

    納富信留

  4. 会議開催地

    ボスニア・ヘルチェゴヴィナ国、モスタル市

  5. 参加状況  (参加国数、参加者数、日本人参加者)

    アメリカ合衆国、イタリア、アイルランド、スペイン、オランダ、ポルトガル、ドイツ、デンマーク、タイ、日本、韓国、コートダジュール、トルコ、ブルガリア、オーストラリア、スイス、ギリシア、クロアチア、ボスニア・ヘルチェゴヴィナ
    19か国24名  日本からは、納富信留、橋本典子(2名)が参加

  6. 会議内容  
    • 日程及び会議の主な議題

      5月20日、サラエヴォ空港に集合し、バスでヘルチェゴヴィナのメジュゴリー村にあるエスノヴィレッジ・ホテルメジュゴリー(宿泊地)に移動。夕食時に翌日から会議日程の打ち合わせを行った。
      5月21日、バスでメジュゴリーからモスタル大学に移動して、午前に開会セレモニーを行い(写真1)、Evandro Agazzi教授(FIPS元会長)の基調講演が行われた(写真2)。歓迎ランチの後、シンポジウム「文明の衝突の代わる、諸文化間対話」が開催され、6名による報告(うち3名がサラエヴォ、モスタルの研究者)と参加者による議論が行われた(写真3)。
      5月22日、午前から午後に渡って、ホテルの会議室でFISP運営委員会のミーティングを行なった(議事と決定事項は次項参照、写真4)。
      5月23日午前、ヘルチェゴヴィナ地方の学術見学会が開催され、カトリック教会、セルビア正教教会、イスラーム風致地区などを、委員10名ほどで見学した(写真5)。

    • 会議における審議内容・成果

      2019年度のFISP運営委員会ミーティングでは、Luca Scarantino会長による諸活動の報告、会計担当委員による会計報告に続いて、2023年にオーストラリア・メルボルンで開催されるWorld Congress of Philosophy大会準備について議論がなされた。 開催地から代表となるオーストラリア組織委員の5名が承認された。FIPS運営委員会からはプログラム委員5名が選挙され、納富もその1人に選出された。 大会期日は、2023年7月2~10日で、通常の8月とは異なる日程となることが了承された。メルボルンの国際会議場を会場とする。議論の末、大会テーマはPhilosophy across Boundaries(越境する哲学)に決定した。

    • 会議において日本が果たした役割

      橋本典子はFIPS副会長として執行部で役割を果たし、JFPS(日本哲学系学会連合)から推薦されたFIPS運営委員の納富信留は、次回WCPのプログラム委員として中心的な役割を果たすことになった。



会議の模様

次回開催予定
2020年7月8~12日 ベトナム、ハノイ


写真1 : 開会式 5月21日午前に行われた開会式の様子
写真2 : 5月21日午前に行われたAgazzi教授の基調講演
写真3 : 5月21日午後に行われたシンポジウムの様子
写真4 : 5月22日に行われたFIPS運営委員会ミーティング
写真5 : 5月22日夕方にはヘルチェゴヴィナ地方で聖地見学も

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