代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称  

    (和文)   第27回ISCアジア太平洋地域委員会定例会合
    (英文)   27th Meeting of the ISC Regional Committee for Asia and the Pacific

  2. 会 期

    平成31年4月8日~9日(2日間)

  3. 会議出席者名

    植松 光夫

  4. 会議開催地

    マレーシア(プトラジャヤ)

  5. 会議内容  

    今回の会合は、インドネシアでの開催予定であったが、国内選挙のあおりを受け、マレーシアのクアラルンプールのROAP事務所で2日間の日程で行われた。植松が委員長として第27回RCAP会合を開催した。Sih-Chun Candice Lung(台湾:公衆衛生学)、Frances Separovic(オーストラリア:生物物理化学)、Rajeswari Raina(インド:経済学)、Stuart Carr(ニュージーランド:心理学)が欠席した。ICS本部からはSarah Mooreが出席した。また、ROAPのScience OfficerとしてMuhammad Hafizullah Mirhassan/ Hafizが4月から着任し出席した。

    第26回会合の議事録の確認の後、3月に開催されたISC GB会合の要約がSarahから報告され、事務局長であるMazlanがROAPの2019-2021年の目標について報告した。また、3月に開催されたGB会合で4つの取組むべき領域(Challenge Domains)が明確に示されたことから、これを受けて、それぞれの領域での具体的なROAPの提案が示され、活発な議論があった。成果として、ISC/ROAPが支援した今年度で終了するSustainability Initiative for Marginal Seas in South and East Asia(SIMSEA)の中間報告や、Disaster Risk Reductionの報告などがあった。Digital Revolutionについては、中国の主導するDigital Belt and Road(DBAR)活動を支援することになっている。事務局長から人材育成の活動の一つとして国際天文連合の2019年12月26日の日食にちなんだイベントとして、ワークショップの進捗状況、少額ではあるが、ROAPが独自で公募したROAP Small Grant(RSG)の申請書6件についての選考結果が示され、6件中、2件の採択が承認された。地域レベルでの活動の重要さをISCへ示すべきであろう。

    次回のRCAP最後の会合は、会合後の現地での津波博物館などの視察も含め、2019年11月5-7日に、インドネシアのアチャで開催することになった。



会議の模様

会議の議論が終わった直後、Resolutionsとして、議論した課題とその現状把握、問題点の指摘、委員会としての決議案、そして、ROAP、あるいはRCAPがどのように対応するかAction案がまとめられ、委員会として確認し、承認した。その後、会議は終了となった。この迅速な対応は、委員にとっても何をすべきかが示され、極めて有効な手法であると思う。

次回開催予定:
会期  2019年11月5-7日
開催地  インドネシア(アチャ)

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