代表派遣会議出席報告
会議概要
- 名 称
(和文) Gサイエンス学術会議
(英文) G-science Meeting - 会 期
2019年3月24日~26日(3日間)
- 会議出席者名
武内和彦 岩崎渉 辻井潤一 新福洋子
- 会議開催地
フランス・パリ
- 参加状況
G7参加各国アカデミーが参加、内日本学術会議より4名
- 会議内容
- 日程及び会議の主な議題
3月24~26日 レセプション、各アカデミーによる発表、パラレルセッション
- 会議における審議内容・成果
以下のドラフトに基づき討議が行われ、最終案がまとめられた。
A. 科学と信頼
B. 人工知能と社会
C. インターネット時代のシチズンサイエンス
- 会議において日本が果たした役割
日本、カナダから出席した若手アカデミーからの参加者に注目が集まった。今後とも、若手アカデミーからの派遣を継続すべきと考える。
- その他特筆すべき事項(共同声明や新聞等で報道されたもの等)
アフリカにおける研究教育の振興のためにG7アカデミーがいかに貢献できるかの問題提起があった。
- 日程及び会議の主な議題
会議の模様
本会合はG7(主要7カ国首脳会議)に向けた3つのテーマ(科学と信頼、人工知能と社会、インターネット時代のシチズンサイエンス)について最終案をまとめるものであった。初日はそれぞれのアカデミーが各国における科学の課題を話し合い、共通した課題として、アフリカにおける研究教育振興が議題に上がり、日本におけるSATREPSやTICADの例が紹介された。また、議長より参加している若手アカデミーメンバーへ、そのミッションと意義が尋ねられた。日本はこうした会議に若手を参加させるリーダーシップの取れる国として肯定的に受け止められ、それぞれの国が若手アカデミーについてどのように考えているかが話し合われた。特にカナダは年齢ではなくキャリアのステージに重きを置いたThe College of New Scholars, Artists and Scientistsと称しており、若手がシニア会員と同等の権利を持つ会員として扱われている。アメリカはNew Voicesと称した組織が昨年立ち上げられ、今後の活躍が期待されている。 午後からはそれぞれのテーマに分かれ、ドラフト案の修正を審議した。話し合いは2日目の午前中まで続けられ、案がまとめられた。そのドラフト3つを再び全員の集まる会場で審議し、最終案をまとめた。以後各国に送られる最終案へコメントを寄せ、最終稿とすること、それをそれぞれのアカデミーで承認するプロセスを取り、その後公開される予定である。
次回開催予定:
会期 未定
開催地 アメリカ合衆国