代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称  

    (和文)   第2回ISC運営委員会
    (英文)   2ndMeeting of the International Science Council Governing Board

  2. 会 期

    2018年10月8日~10日(3日間)

  3. 会議出席者名

    植松 光夫

  4. 会議開催地

    フランス・パリ

  5. 参加状況  (参加国数、参加者数、日本人参加者)

    16カ国、20名、1名

  6. 会議内容  
    • 日程及び会議の主な議題
      • 10月8日

        理事会(GB)ビジョン
        既存のISC活動
        ISC地域事務局と今後の地域協約

      • 10月9日

        新しいISCの優先事項と活動
        ガバナンス:ISC諮問機関
        ガバナンス:理事会運営

      • 10月10日

        ガバナンス:会員
        経営:財務
        管理:事務局
        会議の決定/行動の確認とGBのアジェンダ設定
        計画:GB会議および代表

    • 会議における審議内容・成果

      理事会(GB)ビジョンについて、ブレインストーミングによって多くの意見が出され、「Global voice of science」を政策決定者、世界のメディア、ISC以外の機関も含める研究団体、五百万人を超す研究者個人へ伝える効果的な努力が必要であるとした。ISCのミッションとして何が重要であるかを見極める判断が求められている。2019年末までの目標がまとめられた。

      その後、ISCアフリカ地域事務局 (ROA)、アジア・太平洋域事務局(ROAP)、ラテンアメリカ地域事務局(ROLAC)から、現状と今後の展望を報告があった。今後のRegional Strategy Working Groupについて議論され、GBメンバーの二人が担当することになった。

      ISCの新しい優先課題と活動についてThe ISC High-Level Strategyを基に4つの課題について議論が行われた。2021年のオマンでの総会に向けて取りまとめを行う。

      また既存のISC活動についての報告がなされた。ISC諮問機関については4つの委員会の設置に対してWorking Groupが立ち上げられ、GBメンバーがこれらのWGに2-4名が割り当てられた。それぞれのWGからの提案は12月末までに提出されるが、これらのロードマップを事務局が作成する。委員会メンバーの公募は2019年早々に行われる予定。

      メンバーシップに関しては、機関のスケールやレベルが整理されていないと指摘があった。メンバーに2機関が認められ、2機関が手続き中である。また、新たに4機関が加盟への打診があるとの報告があった。3機関からの脱退の意向が示された。2件はISSCとICSUに加盟していた国がどちらかを脱退するということであった。これからも連鎖反応的に脱退があるのを憂慮するとの意見があった。Science Council of Asia (SCA)の脱退には、事務局長をはじめ、戸惑いが感じられた。

      Three year strategic action plan (2019-2021)は、2019年2-3月にまとめる方向で確認された。これ以降は、GBメンバーのみの非公開会議となった。



会議の模様

ISCの地域事務局と地域委員会の存続について、GBでは、これからの一年をめどに地域委員会の解散を考えているとのことである。さらに地域事務局もホスト国や支援機関からの支援が2021年に更新を迎え、その対応に不安を感じている。

次回開催予定:2019年3月

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