代表派遣会議出席報告
会議概要
- 名 称
(和文) 国際土壌科学連合中間会議
(英文) International Union of Soil Science Inter-Congress Meeting - 会 期
2016年11月20日~25日(6日間)
- 会議出席者名
犬伏 和之、波多野隆介
- 会議開催地
リオデジャネイロ ブラジル
- 参加状況 (参加国数、参加者数、日本人参加者)
参加国数16、参加者数53、日本人参加者6
- 会議内容
- 日程及び会議の主な議題
11/20(日)役員会(会長挨拶、タイ国王逝去報告と黙祷、前回議事録確認、名誉会員選出、規定改正、部門・部会長選出準備、特別委員会委員長・委員、新部会・ワーキンググループ、部会ワーキンググループフォーラム、事務局報告、財務報告、会計報告、Stimulus基金、出版、国際土壌10年プログラム、国際関係、2018年大会準備報告、2016年大会準備報告、100周年記念2024年大会)
11/21(月)理事会(会長挨拶、前回議事録確認、役員会報告、会長報告、副会長・大会委員長報告、事務局・財務報告、部門報告、学会賞選考委員会報告(韓国側提案のJeju Awardを含む)、会計報告、規約委員会報告、会長選出委員会報告)
11/22(火)部門分科会(部門長挨拶、役員会関連報告、大会準備報告、大会プログラム編成)、役員会(プログラム調整)
11/23(水)シンポジウム(会長挨拶、FAO代表挨拶、ブラジル学会長挨拶、次期会長・大会委員長・部門長によるプレゼンテーション、ICSUプロジェクト紹介、閉会挨拶)、次期大会会場視察
11/24(木)理事会(名誉会員選出選挙、部門・部会長選出準備、特別委員会委員長・委員、新部会・ワーキンググループ、部会ワーキンググループフォーラム、Stimulus基金、国際土壌10年プログラム、国際関係、2018年大会準備報告、2022年大会準備報告、2026年開催地選挙(中国南京に決定)、100周年記念2024年大会)
11/25(金)役員会(新ワーキンググループの配属部門:旧HydropedologyはCritical Zone ScienceとしてSoil Modelling ConsortiumとともにDivision 2へ、Jeju Awardの運用、規定改正、Division 3 Chairの交代、フォーラムの設営、次期大会プログラムの調整と広報
- 会議における審議内容・成果
国連FAO主導で国連決議に基づく国際土壌年が2015年に終わり、その総括が本会議で行われた。2015年12月にウィーンのIAEA本部で開催された国際土壌年総括会議では「ウィーン宣言」も採択され、日本語訳された。
また2024年のIUSS100周年までの今後10年間を「国際土壌の10年」として研究や啓蒙を進めるべく、その活動方針が議論された。ICSUなど国際機関との連携や出版など社会への情報発信の重要性が再認識された。今後の重点課題として、気候変動に起因する激甚災害が沿岸土壌環境に及ぼす影響などが議論された。 - 会議において日本が果たした役割
現在、日本からは9名が役員(部門部会ワーキンググループChair, Vice-Chair)に選出されている(任期2014-2018)が、今回、次期会長に小崎隆氏が選出された(任期2017-2022)ので、これを支える次期役員(任期2018-2022)への候補者推薦をIUSS分科会が中心となって進める必要がある。その選出準備が今回の会議で始まったことになる。
- その他特筆すべき事項(共同声明や新聞等で報道されたもの等)
特になし。
- 日程及び会議の主な議題
会議の模様
次期2018年大会プログラムでは日本から13課題を提案しているが、今後さらに追加可能か至急検討を進める必要がある。シンポジウム課題で放射線セシウムの土壌‐植物系での挙動と制御に関するテーマも日本からの提案を取りまとめ中である。
また日本からの参加者を増やすため、Post-Congress巡検に水田現地検討会などの追加を現地大会事務局に依頼したので、今後の検討に期待したい。
次期役員(任期2018-2022)選挙に関する準備も早速、着手した。
次回開催予定 2018年8月12-17日 リオデジャネイロ ブラジル
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初日、役員会の様子 | 部門報告(犬伏先生) | 理事会でのHorn会長挨拶 |