代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称  

    (和文)   国際データ週間
    (英文)   International Data Week (IDW)

  2. 会 期

    平成28年9月11日~14日(4日間)

  3. 会議出席者名

    大西隆(日本学術会議会長)、鈴木孝介(日本学術会議事務局参事官(国際業務担当))

  4. 会議開催地

    デンバー(アメリカ)

  5. 参加状況  

    参加国数42か国、参加者数814名、日本人参加者30名程度

  6. 会議内容  

    データの重要性が学術のみならず幅広い分野で高まっている中、CODATA(Committee on Data of the International Council for Science), WDS(World Data System), RDA(Research Data Alliance)の三者が一堂に会する初めての国際会議として、International Data Week(9月11日~17日)という冠の下、SciDataCon, International Data Forum、RDA総会などのデータに関する複数の国際イベントや会議が同時開催された。科学者、産業界の技術者、政策担当者など多彩な専門家が参加し、密度の濃い議論が行われた。

    会議全体を通して、2010年代以降のデジタル革命、国連持続可能な開発目標の採択など社会の取り巻く状況が大きく変化している中で、政策面も含めデータの重要性が強調された。特に、オープンデータという形でデータを広く社会と共有していくことがイノベーションにつながることから、データの標準化などにおける国際的な連携が重要とされ、ICSU、ISSC、InterAacdemy Partnership、TWASの4つの国際学術団体がScience Internationalという形で共同して発表したオープンデータに関する国際アコードがその例示として引用された。

    日本からの参加者の多くが個別セッションでプレゼンを行うなど、会議の議論に貢献した。大西は、9月11日のSciDataCon2016開会式で挨拶を行い、WDSのIPOが日本におかれている経緯などを紹介するとともに、9月14日のInternational Data Forumのパネルディスカッションに登壇し、日学の提言に基づいて始まった包括的学術誌コンソーシアムの活動や日学のオープンデータの取組に関する検討委員会がとりまとめた提言の紹介など日本におけるデータ関連の取組を説明した。



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