代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称  

    (和文)   第13回SCOSTEP(太陽地球系物理学科学委員会)総会(STP-13)及びSCOSTEP理事会
    (英文)   SCOSTEP'S 13th Quadrennial Solar-Terrestrial Physics Symposium, SCOSTEP Bureau Meeting

  2. 会 期
      総会:平成26年10月12日から平成26年10月18日まで(7日間)
      理事会:平成26年10月12日から平成26年10月12日まで(1日間)
  3. 会議出席者名  中村 卓司
  4. 会議開催地  陝西省西安市(中華人民共和国)
  5. 参加状況  (参加国数、参加者数、日本人参加者)
      33か国、276名参加。
      日本人参加者:塩川和夫、中村卓司(SCOSTEP理事/SCOSTEP小委員会世話人)、柴田一成、渡辺 尭、Huixin Liu(木村 ふいしん)
  6. 会議内容  
    • 日程及び会議の主な議題
      • 日程:SCOSTEP理事会 平成26年10月12日から平成26年10月12日まで(1日間)
      • 主な議題:STP-13準備状況、VarSITIプログラム活動について
      • 日程:第13回SCOSTEP総会(STP-13) 平成26年10月12日から平成26年10月18日まで(7日間)ただし、サイエンスセッションは13-17日、18日はワークショップ。
      • 主な議題:各賞の授賞、太陽地球系物理学に関する228件の講演。
    • 会議における審議内容・成果

      理事会では、今回はとくに重要な事項の決定はなかった。わが国に関する事項としては、来年9月に東京で開催予定のWDSの研究集会についてSCOSTEPとの共同開催が決定された。来年の理事会、代表者会議では今後4年間の新体制が決まることになる。

    • 会議において日本が果たした役割

      SCOSTEPの活動の重要な推進役となっている。



会議の模様

<平成26年10月12日 理事会>(出席者は前述)

  • (1)会長による開会あいさつと新理事(ニュージーランド Craig Rodger)の紹介。
  • (2)アジェンダと前回議事録は、一部変更の上承認された。
  • (3)事務局からの報告

    2014年4月以降、計26件のワークショップと、Schoolを開催した。
    SDR(Science Discipline Representative)の任命状況報告。現在56名。
    加盟国は現在27国(支払いのあるもの)
    来年財務レビューがあるのでそれへの準備が必要。

  • (4)財務関係

    2013年決算、2014年の予算執行状況と、2015年予算案について報告。
    国連によるCapacity Buildingのサポートについてこれまでの方針を変え、Unionだけに限ることになり、SCOSTEPははずされたことになる。

  • (5)顕彰委員会

    本年の受賞は、Distinguished Scientist Award が、Prof. Gordon G. Shepherdに、Distinguished Young Scientist Award は、Dr. Neel Savani 及び Dr. Jia Yue の3名であり、総会初日に表彰される。なお、今回推薦数が多くなかったことについて、各国代表へのアナウンスを徹底することが提案された。

  • (6)Visiting Scholar Programの状況

    手続きと選考のためのWGをあらたに立ち上げる。

  • (7)Capacity Buildingとアウトリーチ

    2015年のIUGG総会のときにIAGAはCB行事を行う予定。これと共同開催することも考慮すべきとの意見が出た。アウトリーチの漫画については、その後国語数は増えていない。

  • (8)VarSITI プログラムの報告

    概要報告のあと、VarSITIによる支援イベントについて報告があった。2014年は、VarSITI予算は60,000USD. このうち40,000USDを4つのプロジェクトに分配して、20,000USDは全体としており、これらで様々なワークショップやCB活動がサポートされている。14年は16件の申請について13件を採択した。これについて、ROSMICのLuebkenから発言があり、多くの申請がでてくるROSMICにはもっと配分があってもよいのではという話であった。

  • (9)STP13シンポジウム準備状況

    翌日からのシンポジウムについて276名(国外133名、国内143名)が参加登録しており、口頭発表158件、ポスター発表70件が予定されている。また43名が旅費支援を受けている。

  • (10)そのほか

    • WDSとの連携について
      WDSの渡邉尭氏がオブザーバ参加してWDSとSCOSTEP/VarSITIの共同主催の研究集会を来年9月に3日間東京で開催することを提案し、了承された。
    • CAWSES-II PEPSへのレビュー論文の出版状況について津田co-leaderからの報告が代読された。TG-2はアクセプト、TG-3は未投稿。その他は査読中である。
    • STP-14 について
      ロシア・イルクーツクから立候補があった。他にもあるということで、次回の理事会および代表者会議が行われるIUGG(2015/6/22-7/2)のときに決定する。
    第13回SCOSTEP(太陽地球系物理学科学委員会)総会(STP-13)
    平成26年10月13日―14日(12日は登録のみ。会期は18日まで)

    13日午前:開会式および、賞の授与式につづき、受賞者講演、基調講演が続いた。
    13日午後:SCOSTEPのサイエンスプログラムに関する講演とポスターセッションが行われた。
    14日午前:シングルセッションで「大気内の連鎖」「宇宙天気」のセッションがおこなわれた。
    14日午後:パラレルセッションで、「大気内の連鎖」「宇宙天気」のセッションが並行して行われた。


次回開催予定
 理事会は、IUGG総会(2015年6月)の期間中にプラハにて開催。
 総会は、2018年で、開催地未定(来年決定される)


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