持続可能な社会実現に向けて、循環経済実現の必要性が叫ばれており、国民的関心も高まっている。その実現のためには、資源を消費し、また将来廃棄物となる工業製品を作り出す製造業の構造転換が不可欠である。それは、資源の循環的な活用だけでなく、ものづくりベースのサービス提供産業への転換によって初めて成し遂げられる。同時に、消費者による受容、消費者との連携も必要不可欠な課題である。第三部機械工学委員会生産科学分科会では、循環経済に代表される持続可能社会実現に向けた製造業の在り方、消費者との連携を含む製造業が取るべきアクションについて議論してきた。これらの議論の結果を踏まえ、本フォーラムでは、このような製造業の構造転換の必要性、実現可能性、実現に向けた課題について、人文・社会科学、工学の視点から総合的に議論し、広く国民の意見を聴取し、双方向の対話を行うことを目的とする。
イベント概要
| 開催日時 |
令和7年11月7日(金)13:00~17:35 |
| 開催地 |
日本学術会議講堂(東京都港区六本木7-22-34) オンライン配信あり |
| 対象 |
どなたでも参加いただけます。 |
| 定員 |
日本学術会議の講堂での参加については、定員になり次第締め切り、超過の際はオンライン参加とさせていただきます。 |
| 参加費 |
無料 |
| プログラム |
- コーディネーター:
梅田 靖(日本学術会議連携会員/東京大学大学院工学系研究科精密工学専攻教授/生産科学分科会委員長)
司 会: 須藤 雅子(日本学術会議第三部会員/ファナック株式会社FA研究開発統括本部・技監)
- 13:00~13:05 開会挨拶・趣旨説明
- 光石 衛(日本学術会議会長/独立行政法人大学改革支援・学位授与機構理事/東京大学名誉教授)
- 13:05~13:10 開会挨拶
- 三牧 純一郎(経済産業省 GXグループ資源循環経済課長)
- 13:10~13:15 開会挨拶
- 池田 三知子(一般社団法人日本経済団体連合会 環境エネルギー本部長)
- 13:15~13:45 循環経済を実現する持続可能なものづくり
- 梅田 靖(日本学術会議連携会員/東京大学大学院工学系研究科精密工学専攻教授)
- 13:45~14:15 “つながる”製造業の課題 ~システムからエコシステムへ~
- 藤田 喜久雄(日本学術会議連携会員/大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻教授)
- 14:15~14:45 循環経済に向けた東芝の取組みと生産技術の進化
- 佐田 豊(日本学術会議第三部会員/株式会社東芝執行役上席常務CTO)
- 14:45~15:15 サステナブルな産業構造に向けて〜環境保全を新たな産業発展の契機とするには?
- 諸富 徹(日本学術会議連携会員/京都大学大学院公共政策大学院教授)
- 15:15~15:45 循環経済を企図した消費者コミュニケーション
- 西尾 チヅル(日本学術会議連携会員/筑波大学副学長/ビジネスサイエンス系教授)
- 15:45~16:00 休憩
- 16:00~17:30 パネルディスカッション 「持続可能な社会の中の製造業のありたき姿」
- モデレーター:
松原 厚(日本学術会議連携会員/京都大学大学院工学研究科教授)
パネリスト: 上記講演者
宮崎 克雅(株式会社日立製作所生産・モノづくりイノベーションセンタ主管研究長)
- 17:30~17:35 閉会あいさつ
- 須藤 雅子(日本学術会議第三部会員/ファナック株式会社FA研究開発統括本部・技監)
- 17:35 閉会
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| 申込み |
以下のページのリンク先よりお申込みください。
参加登録フォームへのリンク |
| お問い合わせ先 |
日本学術会議事務局企画課学術フォーラム担当
電話:03-3403-6295 |
| 備考 |
主催:日本学術会議 |