日本学術会議第169回総会における山口内閣府特命担当大臣の御挨拶

写真:内閣府担当大臣 山口 俊一

 皆様、おはようございます。ただいま御紹介いただきました内閣府特命担当大臣の山口俊一でございます。本日は、日本学術会議第169回総会に際しまして、担当大臣として、御挨拶を申し上げます。

 昨年10月に日本学術会議が第23期の活動をスタートされて半年が経ったところですが、政府が検討を進めております第5期科学技術基本計画に対して提言を出されたり、あるいは科学研究の健全性の問題に関し、文部科学省のガイドライン運用の指針となる見解を示されるなど、既に着実に成果を挙げておられます。

 先般、平成17年における日本学術会議の改革の経緯を踏まえて、私の下で開催してきた「日本学術会議の新たな展望を考える有識者会議」が報告書を取りまとめました。この報告書では、日本学術会議に我が国の科学者を代表する機関としての役割をさらに発揮していただきたいとの期待を込めて、今後の活動の在り方から組織の在り方まで、多岐にわたる改善策が示されております。

 有識者会議の最終回の場では、大西会長に、今後報告書を踏まえて主体的に見直しを進めていきたいと力強く受けとめていただいたところです。ぜひ、今回の報告書を日本学術会議のさらなる発展に向けたきっかけとして、まさに我が国の科学技術の根源を支える「学術」を体現する機関として、これまで以上に力を発揮していただきたいと考えております。私も、担当大臣として、日本学術会議における主体的な見直しを、しっかりと後押ししてまいります。

 最後に、日本学術会議の益々の御発展、会員の皆様の御活躍を心から祈念を申し上げて、担当大臣としての挨拶とさせていただきます。

平成27年4月9日 内閣府特命担当大臣 山口 俊一

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