日本学術会議は、わが国の人文・社会科学、自然科学全分野の科学者の意見をまとめ、国内外に対して発信する日本の代表機関です。

日本学術会議第165回総会における山本内閣府特命担当大臣の御挨拶

写真:内閣府担当大臣 山本 一太

 内閣府特命担当大臣の山本一太でございます。日本学術会議第165回総会に際しまして、担当大臣として、御挨拶させていただきたいと思います。

 日本学術会議におかれましては、最近、特に社会から注目を集める諸課題について、次々と有意義な発信をしていただいております。例えば、昨年9月には、原子力発電における「バックエンド問題」に関し、高レベル放射性廃棄物の処分についての考え方をまとめていただきました。また、つい先日は、日本への誘致をめぐって話題となっている国際リニアコライダー計画について、多角的な視点からの考え方もお示しいただきました。また、最近多発している研究不正の問題についても、いち早く会長談話を出していただき、その後、科学研究における健全性の向上に関する検討委員会を設置していただいております。大西会長の下、こうした積極的な発信を通じて、科学者の代表機関として、ますますその存在感を高めておられ、担当大臣として非常に心強く感じております。

 更に、学術の分野でも日本が世界をリードしていくことが重要だと考えており、日本学術会議の国際的な発信力にも大いに期待しております。本年2月には、IAPの共同議長に大西会長が立候補されました。結果は惜しくも届きませんでしたが、国際的な学術の場において、日本の積極的な姿勢をアピールしていただけたと思います。これからもチャンスを捉えて世界に向けて存在感を発揮していただきたく、私としても積極的に後押しをさせていただきたいと考えております。

 2020年に東京でオリンピック・パラリンピックが開催される運びとなりました。下村文部科学大臣が東京オリンピック・パラリンピック担当に任命されましたが、先日の総合科学技術会議の場で、その下村大臣から、「2020年は単にオリンピックの開催年とするだけではなく、科学技術イノベーションランキングで世界一を目指す『ターゲットイヤー』として捉えたい」という提案がありました。これは、日本の科学技術の更なるステップアップにつながる、大変、意味のある提案だと受け止めております。この「ターゲットイヤー」に向けて、幅広い分野の専門家を擁する日本学術会議としても、そのネットワークを活かし、実現に向けて大いに貢献していただきますようお願いしたいと思います。

 安倍内閣では、成長戦略のコアとして科学技術イノベーションを位置付けております。私としては、科学技術を根拠とする政策の実現が非常に重要だと考えております。日本学術会議には、今後とも内閣の近くにあって、これを支える我が国のアカデミーとして、引き続き積極的に御活躍いただき、様々な御提言をいただけることを期待しております。

 最後に、日本学術会議のますますの御発展を心から御祈念申し上げまして、担当大臣としての挨拶といたします。ありがとうございました。

平成25年10月2日 内閣府特命担当大臣 山本一太

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