代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称
    (和文)包括的健康に関するS20会議
    (英文)Science 20 Thematic Conference on universal holistic health
  2. 会 期
    令和5年5月1日から5月2日まで(2日間)
  3. 会議出席者
    荒井秀典(筆者)
  4. 会議概要
    1. 会議の形式:対面
    2. 会議の開催周期:年数回
    3. 会議開催地:インド ラクシャドウィープ、バンガラム島
    4. 会議開催母体機関:インド国立科学アカデミー
    5. 会議開催主催機関:インド国立科学アカデミー及びインド政府
    6. 参加状況(参加国名・数、、日本人参加者の氏名・職名・派遣機関):

      参加者数約50名(うち日本人参加者1名(筆者))、参加国:インド、日本、英国、オーストラリア、ブラジル、韓国、中国、南アフリカ、ロシア、バングラデシュ、オランダ

    7. 次回会議予定

      会期:2023年6月16、17日
      開催地:インド ボーパール
      主なテーマ:Connecting Science to Society and Culture

  5. 会議の学術的内容
    1. 日程と主な議題:2023年5月1日、2日、Universal holistic health
    2. 提出論文:インド、ブラジル、南アフリカ、中国、日本、英国、WHO、ロシア
    3. 学術的内容に関する事項(当該分野の学術の動向、今後の重要課題等):

      身体的健康、精神的健康及びウェルビーイング、伝統医療及び包括的健康についてそれぞれセッションが設けられ、各国よりのプレゼンテーションが行われた。日本からは荒井が精神的健康及びウェルビーイングのセッションにおいて、高齢化に伴う諸問題及びG7での提言について15分間のプレゼンテーションを行った(別添資料参照)。

    4. その他の特記事項:

      各セッションごとに意見を求められ、高齢者における視点からHolistic healthに関するコメントを行った。今回の会議での議論を元に主催者であるインド国立科学アカデミーが提言のドラフトを作成し、参加メンバーに回覧し、意見を収集したのち、最終案を発表する予定である。

所見

各国代表より様々な視点からテーマであるHolistic healthに関するプレゼンテーションがなされ、それぞれのセッションにおいて、参加国の代表者からコメントが求められ、質疑が行われた。 特に気候変動との関連、ビックデータ解析、抗菌薬の開発、Presicion medicine、AIの活用、実装科学などについて発表がなされ、各国からのコメントがなされた。また、伝統医療については鍼、アロマ、マッサージ、漢方医療などについて議論を行った。包括的医療を進める上で重要な視点について各国の実情とともに理解が深められた。