学術フォーラム「コロナとの共生の時代における分析化学の果たす役割」

 COVID-19が社会に与えた影響は多方面にわたる。分析化学の関わる広い分野も例外ではなく、様々な影響があり、例えば大学でのオンライン授業、企業でのテレワークの重要性(効率化、働き方改革)はそれが実践され、根付かせることの契機となり、また研究所のスマート化や実際の分析のためのオンラインでの試料のやり取りやオンラインでの立会い、更にデータの共有化の在り方等、様々な影響がある。こういった流れは今までの分析化学の関わり方を抜本的に変えてしまう可能性が高い。同時に日本でまた分析化学の分野において、今までのICTの遅れを取り戻す良い機会ともいえる「災い転じて福となす」タイミングととらえることもできる。このコロナの時代だからこそ可能なことと可能でないことをきちんときちんと認識していくことが大事であり、そういった観点から、今後に分析化学の果たす役割を皆で議論し、新たな視点を提言する場としたい。

イベント概要

日時 2020年11月11日(水) 13:00-17:00
開催地 オンライン開催
対象 どなたでも参加いただけます
定員
参加費 無料
プログラム
13:00 開会のご挨拶
加藤 昌子 (北海道大学 日本学術会議連携会員 第24期日本学術会議会員)
13:05 趣旨説明
齋藤 公児 (日本製鉄 日本学術会議連携会員)
 資料(PDF形式:696KB)
司会 竹内 孝江 (奈良女子大学 日本学術会議連携会員)
   佐藤 縁 (産業技術総合研究所 日本学術会議連携会員)
13:10 講演 1 救急現場の最前線からみたCOVID-19ー救命のために今後何が必要かー
竹内 一郎 (横浜市大救急医学教室 主任教授)
 資料(PDF形式:3,141KB)
13:40 講演 2 ポストコロナ時代の分析機器メーカーとしての目指すべき方向性
杉沢 寿志 (一般社団法人日本分析機器工業会 技術委員長)
 資料(PDF形式:2,623KB)
14:10 講演 3 AI駆動型実験ロボットによる科学研究の加速
夏目 徹 (産業技術総合研究所 細胞分子工学研究部門 首席研究員)
 資料(PDF形式:2,746KB)
14:40 休憩
14:55 講演 4 新型コロナウイルス検出法の開発と迅速分析体制の構築
四方 正光 (株式会社島津製作所 分析計測事業部 グループ長)
 資料(PDF形式:3,602KB)
15:25 講演 5 下水モニタリングによる新型コロナウイルスの流行検知
本多 了 (金沢大学 准教授)
 資料(PDF形式:1,346KB)
15:55 休憩
16:00 パネルデイスカッション「分析化学的にコロナを考える:その果たす役割 新しい計測法とは」
ファシリテーター
 玉田 薫 (九州大学先導物質化学研究所 主幹教授 日本学術会議会員)
パネラー
 竹内 一郎
 杉沢 寿志
 夏目 徹
 四方 正光
 本多 了
16:55 閉会のご挨拶
一村信吾 ( 早稲田大学 第24期分析化学分科会委員長)
17:00 閉会
 申込み こちらの参加申し込みフォームからお申込み下さい。
 問い合わせ 日本学術会議事務局企画課学術フォーラム担当
電話:03-3403-6295
備考 主催:日本学術会議
共催:公益社団法人 日本分析化学会、一般社団法人 日本分析機器工業会、日本学術振興会計測分析プラットフォーム第193委員会