公開シンポジウム「大学入試改革と歴史系科目の課題」

本シンポジウムは、参加者の安心に配慮し、延期することに致しました。
新しいシンポジウム開催日は、別途ご連絡させて頂きます。



日本学術会議史学委員会中高大歴史教育に関する分科会は、さる2019年11月22日、大学入学共通テストの導入を見据えつつ、「提言歴史的思考力を育てる大学入試のあり方」を発表しました。そこでは、「世界史未履修問題」の反省に立ち、新必修科目「歴史総合」を大学入学共通テストの出題科目に組み込むとともに、歴史的思考力を測るための作問上の留意点を提案し、大学入学共通テストの試行調査(プレテスト)を中心に、実際の問題例を提示しました。
大学入試の歴史系科目の改革は、これまでもいくつかの個別の大学で取り組まれてきたほか、早稲田大学を世話役として大規模な私立大学を中心に文部科学省委託研究が進められ、2019年11月、「高大接続改革に資する、思考力・判断力・表現力等を問う新たな入学者選抜(地理歴史科・公民科)における評価手法の調査研究成果報告書」(PDF形式:3,203KB)が公表されました。
そこで、今回のシンポジウムでは、大学入学共通テストと個別大学試験(二次試験)について、(1)「提言歴史的思考力を育てる大学入試のあり方」の意義と課題の検討、(2)大学入試の歴史系科目改革の試みと課題、について、高校、大学双方の側から報告者を立て、討論することにしました。ご多忙な時期とは思いますが、ご来場いただきたく、御願い申し上げます。

イベント概要

日時 2020/3/20(金)13:00-17:30
開催地 一橋大学国立キャンパスインテリジェントホール
(東京都国立市中 2-1 )アクセス方法
対象 どなたでも参加いただけます
定員 約240名(当日先着順)
プログラム:
13:00 開会挨拶
若尾政希(日本学術会議会員、一橋大学大学院社会学研究科教授)
趣旨説明
小浜正子(日本学術会議連携会員、日本大学文理学部教授)
13:15 報告
鈴木茂(日本学術会議連携会員、名古屋外国語大学世界共生学部教授):「「提言歴史的思考力を育てる大学入試のあり方について」の背景と意義」
桃木至朗(日本学術会議連携会員、大阪大学大学院文学研究科教授):「提言付録をどう読むか」
都丸潤子(早稲田大学政治経済学術院教授):「歴史系大学入試問題の改革案と課題―文部科学省委託研究の知見から」
津野田興一(日比谷高等学校教諭):「世界史入試問題のあるべき姿を探して」
高橋哲(渋谷教育学園幕張中学校・高等学校教諭):「日本史入試問題を高校教員はどう分析し、対応を図っているか-高校教員側の反省も含めて」
16:00 総合討論
17:30 閉会挨拶
君島和彦(日本歴史学協会歴史教育特別委員会委員長、日本学術会議連携会員、東京学芸大学名誉教授)
 申込み 参加費無料・事前申込不要
 問い合わせ 一橋大学 若尾政希
wakao.masaki*r.hit-u.ac.jp
(*を@に変更して送信して下さい)
備考 主催:日本学術会議史学委員会中高大歴史教育に関する分科会/日本歴史学協会
共催:高大連携歴史教育研究会/一橋大学大学院社会学研究科