代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称
    (和文)世界科学フォーラム(WSF)第3回運営委員会
    (英文)World Science Forum 2024 3rd Steering Committee Meeting
  2. 会 期
    2024年 5月16日(木)~ 5月17日(金)(2日間)
  3. 会議概要
    1. 会議の形式:オンライン
    2. 会議の開催周期:年数回
    3. 会議開催地、会議場:オンライン(ZOOM)
    4. 会議開催母体機関:ハンガリー科学アカデミー(The Hungarian Academy of Sciences)
    5. 会議開催主催機関及びその性格:WSF運営委員会
    6. 参加状況(参加国名・数、参加者数、日本人参加者の氏名・職名・派遣機関)
      参加国 :ハンガリー、ヨルダン、南アフリカ、日本、米国、ブラジル等
      参加者数:30名程度(うち日本人参加者1名(筆者))
    7. 次回会議予定(会期、開催地、主なテーマ):
      会期   :2024年11月20日(水)
      開催地  :ハンガリー・ブタペスト
      主なテーマ:未定
  4. 会議の学術的内容
    1. 日程と主な議題:

      2024年 5月16日(木)14:30-18:30(現地時間)
      -会議の概要説明
      -プログラム修正の提案
      -WSF2024会合運営要綱について
      -テーマ①「Advancing Trust in Science at the Nexus of Science, Policy and Society」におけるテーマの確定及び登壇者の選考
      -テーマ②「Weighing risk in policymaking」におけるテーマの確定及び登壇者の選考
      -テーマ③「Taking forward the results of the Summit of the Future」におけるテーマの確定及び登壇者の選考

      2024年 5月17日(金)9:00-12:00(現地時間)
      -テーマ④「Cooperation Coordination and Governance in Science, Adaptive regulation」におけるテーマの確定及び登壇者の選考
      -WSF2024会合に向けた連携と広報について
      -WSF2024会合における開会式及び閉会式について
      -サイドイベントについて
      -WSF2024会合の開催地情報について
      -WSF2026会合の主催アカデミーの募集

    2. 学術的内容に関する事項(当該分野の学術の動向、今後の重要課題等)
      2024年11月20日~23日に開催が予定されているWSF2024会合に向け、プログラム内容の決定が行われた。まず、メインテーマ「The Science and Policy Interface at the Time of Global Transformations」の下に設定された4つのプレナリーセッションのテーマ(①Advancing Trust in Science at the Nexus of Science, Policy and Society、②Weighing risk in policymaking、③Taking forward the results of the Summit of the Future、④Cooperation Coordination and Governance in Science, Adaptive regulation)及び8つのテーマ別セッションにおける登壇者候補について協議を行い、選考された候補者に5月末までに招待状を送付することとなった。次に、WSF2024会合におけるサイドイベントを含む最新の準備状況に関する説明が行われた。サイドイベントは、11月19日及び20日に、1つのイベントにつき90分の枠で行われる予定。既に1件の開催が確定している他、14件が開催を検討中との報告がなされた。
    3. その他の特記事項(報告すべき審議内容・成果、日本が果たした役割、共同声明の有無、国内外での報道状況、次回開催に向けての課題等):
      4つのプレナリーセッションの登壇者の選考の結果、プレナリー1、プレナリー2及びプレナリー3に日本人科学者が1名ずつノミネートされた。登壇者には5月31日までに招待状が送付される。更に、6月30日までに約8,000人の会員に案内が送付され、ウェブサイト上で参加登録が開始される。9月には、WSF宣言草案を準備するため、組織委員会が開催予定である。

所見

日本学術会議から推薦した登壇者候補がノミネートされたことは、国際場裏における日本の発信力を高める上で、意義があるものと捉えている。引き続きWSFの運営に、日本学術会議としても貢献していく所存である。