代表派遣会議出席報告
会議概要
- 名 称
(和文)第26回 国際昆虫学会議
(英文)XXVI International Congress of Entomology - 会 期
令和4年7月17日~22日(6日間)
- 会議出席者
小野正人 嶋田透
- 会議開催地
ヘルシンキ国際会議場(Messukeskus Expo and Convention Centre in Helsinki)・(フィンランド)
- 参加状況(参加国数、参加者数、日本人参加者)
参加国数:約50か国、参加者数:約1500名、日本人参加者数:約40名
- 会議内容
- 日程及び会議の主な議題
令和4年7月16日(日)から22日(金)まで、6日間にわたってテーマ「Entomology for Our Planet」のもとで各種講演等が行われた。 - 会議における審議内容・成果
昆虫の多様性、進化、生理、生態、行動、遺伝、病理のほか、害虫防除、昆虫機能利用、その他の多様なテーマについて、招待講演、シンポジウム、ポスター発表における討議が行われた。温暖化や環境変動によって昆虫多様性の喪失・減少が危惧されるなか、多様性保全へ向けた研究の重要性が強調されていた。筆者は100以上のシンポジウムのいくつかに参加したが、多くの昆虫群で、形態解析、ゲノム編集などの先進技術を積極的に取り込んで研究が発展していることが報告されていた。 - 会議において日本が果たした役割
日本人がオーガナイザーを務めたシンポジウムは、筆者の1人(嶋田)がオーガナイズした「Functional genomics of the silkworms: Basic and applied aspects」を含めて計4個であり、それぞれのシンポジウムで約8題の講演が行われた。
- 日程及び会議の主な議題
会議の模様
本来2020年に開催されるはずだった第26回国際昆虫学会議は、まず1年間の延期が決定し、さらに1年延期になって今回開催された。現地組織委員会はオンライン形式やハイブリッド形式での開催に転換せず、対面会議での開催に踏み切った。いろいろな意見があるが、海外の研究者と直接対面でコミュニケーションできる場が久しぶりに設定されたことは大変有意義であったと感じた。
次回ICE2024京都大会の組織委員会の中心メンバーが参加し、連日広報活動を行うとともに、閉会式で小野正人委員長のビデオメッセージを含めて、用意したプロモーション動画とともに志賀副委員長および松浦事務局長によるプレゼンテーションを行うことができたことは、参加者に強い印象を残し、大変効果的であった。
次回開催予定
2024年8月25日~30日(日本・京都国際会館にて開催予定)
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会議の様子 |
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会議の様子 |
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会議の様子 |
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次回ICE2024京都大会の組織委員会メンバーによるプレゼンテーションの模様 |