代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称

    (和文)アイ・エー・ピー・フォー・ポリシー理事会
    (英文)IAP(InterAcademy Partnership)-Policy Board Meeting

  2. 会 期

    令和3年11月29日

  3. 会議出席者名

    高村ゆかり

  4. 会議開催地

    オンライン

  5. 参加状況(参加国数、参加者数、日本人参加者)

    参加国数:10か国、参加者数:約15名、日本人参加者:1名他

  6. 会議内容

    IAP-Policy理事会は四半期に1度のペースで開催されており、日本学術会議は理事会メンバーである。
    今回は気候変動に焦点があてられ、ドイツ政府が助成しドイツ科学アカデミー・レオポルディーナが主導する「気候変動と健康」に関するIAPプロジェクトについて報告があった。本プロジェクトでは、ヨーロッパ地域のレポートに続いて、IAPの3つの地域ネットワーク(アジア、アフリカ、南北アメリカ)を通じて調査が行われた。本年英国で開催された国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)に向けて、アジア地域のレポートなどは既に発出されているほか、COP26のサイドイベントとして、パビリオンを開催したことが報告された。IAPでは、エジプトで2022年に開催予定のCOP27に向けて、引き続き、気候変動に関する活動に取り組む予定である。
    続いて、IAP事務局からネットゼロに関するコミュニケ、気候変動と生物多様性に関する声明のほか、現在進行中の捕食出版(predatory publishing)に関するプロジェクト及び関連するウェビナーなどの活動報告があった。
    最後に、各国が気候変動に関する活動を紹介した。日本学術会議からは、本年6月に「カーボンニュートラル(ネットゼロ)に関する連絡会議」を日本学術会議内に設置し、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた諸課題について審議していること、また来年1月31日と2月1日に「持続可能な社会のための科学と技術に関する国際会議2021」の開催を予定していることについて紹介した。

会議の模様

  • 次回開催予定 2022年2月下旬頃(オンライン)