代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称

    (和文)第39回 国際生理科学連合コングレス2022 国際プログラム委員会
    (英文)International Scientific Program Committee (ISPC) meeting of The 39th International Union of Physiological Sciences Congress(IUPS2022)

  2. 会 期

    2021年 8月9日、24日、25日

  3. 会議出席者名

    国際プログラム委員会(International Scientific Program Committee (ISPC))委員: IUPS 執行部メンバー、IUPS理事、IUPS2022のホストを務める中国生理学会(Chinese Association for Physiological Sciences (CAPS))プログラム委員会委員

  4. 会議開催地

    オンライン開催

  5. 参加状況(参加国数、参加者数、日本人参加者)

    15か国、25名、日本人2名

  6. 会議内容
    • 日程及び会議の主な議題
      -IUPS2022コングレスのホストのCAPSからの準備状況の説明
      -IUPS2022コングレスにおけるプレナリー講演者、キーノート講演者の確認
      -IUPS2022コングレスにおけるシンポジウム提案の国際プログラム委員会委員による事前書面審査の集計結果の報告
      -集計結果および合議によるシンポジウムの選考
      -採択したシンポジウムの確認
    • 会議における審議内容・成果
      提案されたシンポジウム課題についての事前に集計された書面評価の結果を基に、学術的意義、タイムリネス、講演予定者の適切性、国際性、男女共同参画等を考慮して、徹底的な合議審査が実施された。決定にあたっては、生理科学の中の異なる分野間のバランスや、総体としての参画する国の多様性も。考慮された。
    • 会議において日本が果たした役割
      日本からは、IUPS理事の、御子柴克彦(コミッション4(神経科学)のChair)と久保義弘(コミッション6(分子細胞生理)のChair)の2名が出席した。日本に限らず世界の国と地域のバランス等を考慮しての選考の議論を行い、適切な選考に貢献した。日本からはプレナリーレクチャラー1名が選考され、また、日本から提案したシンポジウム3題が採択された。

会議の模様

提案されたシンポジウムの課題はいずれもレベルの高いもので、コングレスの時間枠の中に収まるよう、限定した数を採択するという難しい議論であった。しかし、事前の書面審査の結果の集計があり、考慮するべき点が明確であったため、また、開催国を含む各委員が、自身の国や研究分野にバイアスをかけることなく議論を進めたため、最終的な採択結果は適切かつ優れたラインアップになったと考えている。 なお、IUPS2022コングレス(2022年5月7日-11日)は、中国・北京での現地開催、もしくはハイブリッド開催を目指し、当初の2021年から1年遅らせて周到に準備が進められてきたが、最終的に完全オンライン開催とすることが決定した。また、アジア外の諸国のオンライン配信への参画の利便性を考えて、開催時刻は、連日PM 3:00- PM 10:00 となり、それに伴って、一旦作成されていたタイムテーブルは大幅に変更された。プログラム委員会のメンバーとして、盛会を確信して、また祈念している。

次回のIUPS理事会および総会の開催予定: 2022年5月(IUPS2022コングレス時)にオンラインで開催される予定である。