代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称

    (和文)グローバルヤングアカデミー第11回年次総会
    (英文)11th Annual Conference and General Meeting of the Global Young Academy

  2. 会 期

    令和 3年 6月 1日~令和 3年 6月 4日(4日間)

  3. 会議出席者名

    岩崎渉、岸村顕広、新福洋子、安田仁奈

  4. 会議開催地

    オンライン

  5. 参加状況(参加国数、参加者数、日本人参加者)

    約114か国、参加者約660名、うち日本人参加者5名

  6. 会議内容

    今回は総会に先立ち、事前に共同代表による新規メンバー31名の就任式が行われた。新規メンバーの自己紹介及び少人数のブレイクアウトルームに分かれてグローバルヤングアカデミーの今後の展望や各国若手アカデミーとの連携等についてディスカッションを通じてメンバー間の交流がおこなわれた。オンライン総会1日目となる6月1日から「Trust in Science」をテーマに議論が行われた。科学の信頼と気候変動、食料問題、コロナ渦からの学び、コミュニケーション、オープンサイエンスなどに関してパネルが組まれ、議論が行われた。また同時にグローバルヤングアカデミーの各ワーキンググループから提案・企画された議論が行われた。本年度共同代表として、引き続きMichael Saliba博士が前年度から継続される形で選出されたほか、RoulaInglesi-Lotz博士が新たに選出された。各ワーキンググループに分かれた議論も行い、その中で2022年に日本で開催される予定である次回年次総会における展覧会やワークショップ、アウトリーチなどに関しても議論を行なった。最終日である6月4日には日本で開催予定のAGMのメインテーマであり、昨年度Focus Areaの一つとして選出された、「理性と感性のリバランス」に関連して、新福がオーガナイザーとなり“How might we scientists harmonise reason with sensibility?”について30名程度が集まり議論した。アルムナイである狩野博士を含む6名のスピーカーがそれぞれの専門分野に関連した理性と感性のリバランスについて話題を提供し、その後、ブレイクアウトルームにより少人数での議論を行なった。加えて、オンライン投票により次期執行役員が選定された。最終日は今年度で任期を終えるメンバー、すでにアルムナイとなったメンバーのスピーチが行われた。

会議の模様

会議の模様は上述参照。

次回開催
会期 令和4年6月12日から令和4年6月17日までの6日間
開催地 日本・福岡
準備組織(主催機関)
 名称 Global Young Academy (GYA)/日本学術会議若手アカデミー
 所在地 Halle (Saale), Germany
 代表者 Michael Saliba, RoulaInglesi-Lotz/岸村顕広, 新福洋子
主なテーマ Harmonizing Reason with Sensibility: Regenerating science for an inclusive and sustainable future

新福准教授がモデレーターを務める理性と感性のリバランスに関するセッションの様子
科学と芸術の融合ワーキンググループのグループミーティングの様子