代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称

    (和文)アイ・エー・ピー・フォー・ポリシー理事会
    (英文)IAP(InterAcademy Partnership)-Policy Board Meeting

  2. 会 期

    令和3年3月1日

  3. 会議出席者名

    高村ゆかり

  4. 会議開催地

    オンライン

  5. 参加状況(参加国数、参加者数、日本人参加者)

    参加国数12か国、参加者数12人、日本人参加者1名

  6. 会議内容
    • IAP-Policy理事会では、前回から地域ネットワークの活動の報告が行われている。今回は、欧州の地域ネットワーク(EASAC:European Academies’ Science Advisory Council)から担当者を招いた。主な報告内容は以下の通り。
      • EASACは、欧州連合の政策立案者に対する科学的助言を行う団体としての地位を確立しているが、政策課題に対する迅速な対応が課題である。
      • 生物科学(Bioscience)、エネルギー(Energy)、環境(Environment)の3つをコアプログラムとして運営しており、様々なトピックで刊行物を発出している。
      • 上記を含めアウトリーチ活動は活発で、科学と政策の対話を含めたプロジェクトが進行している。
    • IAP-Policy事務局から、IAP活動の近況報告が行われた。
      • 捕食出版(Predatory Publishing)に関するプロジェクトについて、先日までアンケートが行われており、現在集計作業を行っている。
      • 研究者評価(Research Evaluation)のプロジェクトについて、国際学術会議(ISC)、若手研究者により構成されるグローバルヤングアカデミー(GYA)等と協力して進めており、対応グループを立ち上げる予定である。
      • 運輸の脱炭素化(Decarbonization of transport)のプロジェクトについて、冒頭に説明があったEASAC始め他のネットワークによる協力が期待されている。アフリカの地域ネットワーク(NASAC:Network of African Science Academies)が最初にバーチャルのワークショップを開催予定である。
      • ヨルダン科学アカデミー(RSS:Royal Scientific Society of Jordan)がIAPと共催で進めている産学連携(Industry-Academia Partnership)のプロジェクトについて、担当者から説明が行われた。取り組み例として、日本の活動も紹介された。
    • 近況報告の後、出席者同士で今後の資金調達に関する意見交換等が行われた。

会議の模様

  • 次回の会議は、令和3年6月頃 オンラインで開催予定