代表派遣会議出席報告

会議概要

  1. 名 称

    (和文)宇宙空間研究委員会(COSPAR) 第43回総会
    (英文)COSPAR 2021 43rd COSPAR Scientific Assembly

  2. 会 期

    2021年 1月28日~ 2月4日(8日間)

  3. 会議出席者名

    新井 康平(佐賀大学)、中村昭子(神戸大学)

  4. 会議開催地

    (シドニー)オーストラリア国外からの参加はオンライン

  5. 参加状況(参加国数、参加者数、日本人参加者)

    55か国、参加者数2040人、日本人参加者数165人

  6. 会議内容
    • 日程及び会議の主な議題
       総会は、各科学コミッションおよびパネルが主催する615のセッションが、異なるタイムゾーンからの参加者に対応して各日午前と午後の2回にわたって開催された。また、顕彰委員会はオフラインにてネット会議を行い、表彰者選考方法、具体的選考を行った。総会に合わせて開催予定であった惑星保護パネル会議は、開催形式が対面からハイブリッドに変更になったために会期中には開催されなかった。
    • 会議における審議内容・成果
       新井康平は科学コミッションA(地球観測衛星)にサポート役として貢献した。また、顕彰委員として表彰者選考方法の議論を行い、具体的表彰者を選考した。
       中村昭子は惑星保護パネル主催のセッションにおよび科学コミッションB(惑星科学)のセッションに参加し、当該分野の動向を把握し情報交換を行った。
    • 会議において日本が果たした役割
       新井康平は科学コミッションA及び顕彰委員としての役割を果たした。
       中村昭子は科学コミッションB及び惑星保護パネル委員としての役割を果たした。

会議の模様

  •  日本からの参加者数は、アメリカ合衆国からの620人、オーストラリアからの230人に続き3番目に多く、また、JAXA宇宙科学研究所國中均所長による講演「The Hayabusa II mission and return」が行われるなど、会議の中心の一翼を担った。
  •  広い分野が一同に会して交流する場としてのCOSPAR総会の特長は、今回のオンライン中心の形式では発揮が難しい。次回の開催形式は対面を軸にオンライン形式も含むハイブリッド形式が計画されている。

次回開催予定 第44回総会、アテネ、2022年7月16-22日