1 名 称 国際数学連合総会 及び 国際数学者会議
International Mathematical Union General Assembly and International Congress of Mathematicians
2 会 期 2010年 8月16日~ 27日
3 会議出席者名 柏原 正樹、宮岡 洋一、坪井 俊、三輪 哲二、宍倉 光広
4 会議開催地 72ヶ国、180名、日本人参加者5名(IMU総会)
5 参加状況 (参加国数、参加者数、日本人参加者) 参加国約30カ国、人数800人、日本人参加15名(発表25件)
6 会議内容
・日程及び会議の主な議題 8月16,17日(IMU総会)、8月19-27日(ICM)
・会議における審議内容・成果 IMU総会においては次期役員を選ぶととも に、恒久的事務所をベルリン(WIAS)に置くことを決定。
・会議において日本が果たした役割 Resolution Committeeに宍倉氏が 入る等、総会運営に参加。
・その他特筆すべき事項 Fields賞(4名)、Nevanlinna賞、Gauss賞、Chern賞の受賞者が発表 された。今回は期待していたが日本人受賞者はいなかった。
7 会議の模様
IMU総会においては、発展途上国における数学の発展の推進がこれからの目標の一つとしてクローズアップされた。故伊藤博士のガウス賞受賞に関連して日本数学会の創設した伊藤基金について、日本代表団より説明があった。
又、IMUの恒久的事務所をワイエルシュトラス応用数理・統計研究所(WIAS、ベルリン)におくことが決定された。
次回、2014年のIMU総会、ICM開催については、立候補していた韓国の開催が決定された。その決定には、国をあげての協力態勢が高く評価されたと思う。なかでも発展途上国からの千人のICM参加者を援助するという韓国の計画は特筆に価する。
次回開催予定:2014年 8月、大韓民国ソウル市

写真1 写真2 写真3
写真1:ICMにおける受賞者
写真2:2010国際数学者会議開会式で挨拶するプラティバー・パーティルインド大統領
写真3:IMU総会 日本代表団
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