平成18年6月22日 |
日本学術会議が加入している各国の学術会議のネットワークである「国際問題に関するインターアカデミーパネル」(IAP)は、67の加盟学術会議及びICSU執行委員会の承認を経て「進化の教育に関するIAP声明」(IAP
Statement on the Teaching of Evolution)を6月21日に公表しました。
この声明は、世界の様々な場所における一部の公教育システムで教えられている科学教育課程の中で、地球上の生命の起源と進化についての科学的な証拠、データ及び検証可能な理論が隠ぺいされたり、否定されたり、あるいは科学によって検証可能でない理論と混同されたりしていることを指摘し、政策決定者、教師、そして親に対し、すべての子供達に科学の方法及び科学が発見したものについて教育し、自然に関する科学の理解を促進させるよう強く訴えています。
日本学術会議も、科学的なものの見方について教育と理解を促進させることが重要であると考え、この声明を支持することを表明しております。
日本学術会議は、今後ともIAPを始め国連機関や国際学術会議(ICSU)などの国際学術団体と緊密に連携し、国内外の科学者や学術研究団体と協力しながら、地球的規模の様々な課題の解決に積極的に貢献したいと考えています。 |
日本学術会議会長 黒川 清 |
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【問い合わせ先】 |
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