エイジフレンドリーシティ（Age friendly cities and communities）は、世界保健機関（WHO）が2010年に立ち上げた、高齢者に優しい地域づくりに取り組む自治体等の国際的なネットワークである。8つのトピックス--「屋外スペースと建物」「交通機関」「住居」「社会参加」「尊敬と社会的包摂（ソーシャルインクルージョン）」「市民参加と雇用」「コミュニケーションと情報」「地域社会の支援と保健サービス」--が設定されている。
　本フォーラムではこれらについて、都市部と過疎・高齢化の進む地方それぞれから、先駆的な自治体・地域で展開する団体に現場での取り組みを発表していただき、総合討論では「なぜその取り組みができたのか」「未だ不足しているもの」「他の自治体にも広げていくためには何が必要か」などについて、参加者とアカデミアがともにディスカッションを行い、全国に拡大していくノウハウを学ぶ。
　本フォーラムを通じて、高齢化・人口減少が進む日本における、解決につながる方策を探る。