学術フォーラム「食料システムから地球温暖化の抑制を考える」

 農水畜産業による食料生産から加工・流通を経て消費・廃棄に至るサプライチェーンの全体システムとしての食料システムが地球環境、特に温暖化に与える影響が、近年さまざまな研究から明らかになってきました。本フォーラムでは、「食」という、誰もが自分事と認識できる身近なテーマを切り口として、カーボンニュートラルの実現に向けた取組を多角的に俯瞰し、市民を含むマルチセクターで課題を共有することにより、今後の研究開発および産学公民連携の道筋を見通すことを目的とします。

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イベント概要

開催日時 2023年3月11日(土)13:00~17:30
開催地 日本学術会議講堂(オンライン併用)
対象 どなたでも参加いただけます。
定員 日本学術会議の講堂での参加希望については、定員になり次第締め切らせていただきます。
参加費 無料
プログラム
13:00 開会
司会 近藤 康久(日本学術会議連携会員、総合地球環境学研究所 准教授)
開会挨拶 高村 ゆかり(日本学術会議副会長、東京大学未来ビジョン研究センター 教授)
趣旨説明 古谷 研(日本学術会議連携会員、創価大学 特別教授)
13:15 第1部 生産現場での取り組み
「食料生産と気候変動緩和の一石二鳥:土壌は地球を救う!」
白戸 康人(農研機構農業環境研究部門 領域長)
抄録(PDF形式:71KB)
資料(PDF形式:1,642KB)
「牛ルーメンマイクロバイオーム完全制御によるメタン80%削減に向けた新たな家畜生産システムの実現」
小林 泰男(北海道大学大学院農学研究院 特任教授)
抄録(PDF形式:94KB)
資料(PDF形式:2,194KB)
「環境負荷低減と生産性を同時にめざす精密農業(スマート農業)」
澁澤 栄(日本学術会議連携会員、東京農工大学卓越リーダー養成機構 特任教授)
抄録(PDF形式:103KB)
資料(PDF形式:1,451KB)
14:30 第2部 地球にやさしい食生活
「地球にやさしい食生活」
飯山 みゆき(国際農林水産業研究センター情報プログラム プログラムディレクター)
抄録(PDF形式:98KB)
資料(PDF形式:3,209KB)
「食品ロス削減で地球温暖化を逆転させる」
井出 留美(office 3.11 代表取締役)
抄録(PDF形式:126KB)
「食の環境負荷最小化に向けたライフサイクル思考」
松八重 一代(日本学術会議連携会員、東北大学大学院環境科学研究科 教授)
資料(PDF形式:2,371KB)
15:45  休 憩
16:00 第3部 食の課題解決に取り組む研究開発型スタートアップ企業の紹介と最新の取り組み
司会 北川 尚美(日本学術会議第三部幹事、東北大学大学院工学研究科 教授)
ファシリテーション 齊藤 想聖((株)リバネス 教育開発事業部長)
抄録(PDF形式:109KB)
資料(PDF形式:1,135KB)
「コオロギが実現する持続可能な食用タンパク質生産」
渡邉 崇人((株)グリラス 代表取締役CEO兼CTO)
資料(PDF形式:1,250KB)
「購買履歴から栄養状態を可視化し最適なレコメンドを」
根本 雅祥((株)エスケア 代表取締役)
「必要な量を迅速に解凍することで食品ロス抑制」
佐藤 實((株)スマートハンドレッド 代表取締役)
「発酵醸成シートでKEEPフード&廃棄抑制」
跡部 美樹雄((株)ミートエポック 代表取締役)
資料(PDF形式:1,880KB)
16:50 総合討論
登壇者全員
モデレーター 北川 尚美(前掲)
閉会挨拶 近藤 康久(前掲)
事後報告書(PDF形式:120KB)
 申込み 以下のページのリンク先よりお申込みください。
参加登録ページへのリンク
 内容に関するお問い合わせ先 食料科学委員会 古谷 研 E-mail: furuya(a)soka.ac.jp ※(a)を@にしてお送り下さい。
 その他のお問い合わせ 日本学術会議事務局企画課学術フォーラム担当 電話:03-3403-6295
備考 主催:日本学術会議
企画:カーボンニュートラル(ネットゼロ)に関する連絡会議