公開シンポジウム「文化の互換可能性―継承・翻訳・再生―」
「翻訳者は裏切り者Traduttore, traditore」というイタリア語の成句がある。「翻訳者traduttore」と「裏切り者traditore」という語の発音の類似性に基づく一種の語呂合わせである。いかに優れた翻訳でも原文を忠実に置換できるとはかぎらず、そこにはつねに原文からの隔たりの、いわば「裏切り」の可能性が孕まれている、というわけである。文化を継承してゆくことにも、こうした意味での翻訳の側面があるだろう。つまり、想定される文化の伝統に対して、(意図するにせよしないにせよ)そこからずれていってしまう可能性であり、言い換えれば伝統を「裏切る」可能性である。ただし、その際の「裏切り」には、ネガティヴなばかりでなくむしろ「創造的」と呼べるような含意も読み込みうるのではないだろうか。本シンポジウムでは、こうした意味での「翻訳としての文化継承」の諸側面について、多彩なゲストと共に考えてみたい。
イベント概要
日時 | 2021/7/18(日)13:00~19:00 |
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開催地 | オンライン開催 |
対象 | どなたでも参加いただけます |
定員 | 300名 |
参加費 | 無料 |
プログラム |
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申込み方法 | 参加費無料・要事前申込 以下のページのリンク先よりお申込み下さい。参加申し込みページへのリンク |
お問い合わせ先 | geijyutsubunkakankyo25(a)gmail.com ※(a)を@にしてお送りください。 |
備考 | 主催:芸術と文化環境分科会 共催:なし(協力:京都大学文学研究科日本哲学史専修) |