夫婦別姓をめぐって2021年夏に最高裁大法廷で判断が示される予定である。現在、世界で夫婦同姓を強制しているのは日本のみであり、多くの国で選択別姓が認められている。選択別姓とは、同姓か別姓を選択する権利の保障であり、別姓を強制するものではない。本シンポジウムでは、選択別姓について、学術の視点から比較・歴史をふまえて論点を整理し、「市民と学術との対話」を通して、今後の課題を展望したい。
イベント概要
日時 |
2021/4/17(土)13:00~17:00 |
開催地 |
オンライン開催 |
対象 |
どなたでも参加できます。 |
定員 |
先着順(500名) |
プログラム |
開会挨拶
- 13:00-13:10
- 開会挨拶
- 南野 佳代(第一部会員、法学委員会ジェンダー法学分科会委員長、京都女子大学教授)
- 挨拶
- 望月 真弓(日本学術会議副会長、第二部会員、科学者委員会男女共同参画分科会委員長、慶応義塾大学特任教授)
- 総合司会
- 立石 直子(連携会員・岐阜大学准教授)
第一部 姓をめぐる学術と司法
- 司会
- 立石 直子
- 13:10-13:40 総論:民法改正の課題(2014年日本学術会議提言のフォローアップ)
- 二宮 周平(連携会員・立命館大学教授)
資料(PDF形式:345KB)
- 13:40-14:00 報告1:比較法から見た姓
- 床谷 文雄(奈良大学教授)
資料(PDF形式:579KB)
- 14:00-14:20 報告2:憲法と姓
- 辻村 みよ子(東北大学名誉教授・弁護士)
資料(PDF形式:180KB)
資料(PDF形式:949KB)
- 14:20-14:35 コメント:別姓訴訟の争点
- 榊原 富士子(原告弁護団代表、弁護士・東京弁護士会)
資料(PDF形式:308KB)
資料(PDF形式:238KB)
休憩
- 14:35-14:45
第二部 姓を選ぶ権利―市民の声から
- 司会
- 三成 美保(連携会員・奈良女子大学教授)
- 14:45-15:05 報告3:別姓を求める社会的動向(アンケート調査をふまえて)
- 井田 奈穂(選択的夫婦別姓・全国陳情アクション事務局長)
資料(PDF形式:3,976KB)
資料(PDF形式:5,094KB)
- 15:05-15:45 コメント:市民の声から
- ○夫婦別姓を実践している市民の声(2カップル)
- 佐藤 万奈・西清 孝 小泉 祐里・田中 浩
- ○別姓カップルのもとで育った子(現在は成人)の声
- 松浦 将也
- ○若い世代の声(パブリックコメントに伴うユースからの提言)
- 櫻井 彩乃(「♯男女共同参画ってなんですか」プロジェクト代表)
資料(PDF形式:850KB)
第三部 討論―市民と学術の対話
- 15:45-16:55
- 司会
- 三成 美保
- パネリスト
- 二宮 周平・床谷 文雄・辻村 みよ子・井田 奈穂
閉会挨拶
- 16:55-17:00
- 柘植 あづみ(連携会員・社会学委員会ジェンダー研究分科会委員長・明治学院大学教授)
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申込み |
以下のページのリンク先よりお申込み下さい。(参加費無料、事前申込不要)
参加申し込みページへのリンク |
問い合わせ |
南野
E-mail:scjsymposium*gmail.com(*を@に変更) |
備考 |
主催:日本学術会議法学委員会ジェンダー法分科会
共催:日本学術会議科学者委員会男女共同参画分科会、日本学術会議社会学委員会ジェンダー研究分科会
後援:内閣府男女共同参画局、ジェンダー法学会、日本ジェンダー学会、ジェンダー史学会、人文社会科学系学協会男女共同参画推進連絡会(ギース)、明治大学法科大学院ジェンダー法センター |