日本学術会議は、最近国内外で続発した科学者の不正行為には強い危機感を持ち、また再発防止の対策を促す責務を認識しております。
このため、日本学術会議は、平成18年10月に声明「科学者の行動規範について」を策定しました。本声明に示す「科学者の行動規範」は、科学者が、社会の信頼と負託を得て主体的かつ自律的に科学研究を進めるため、全ての学術分野に共通する基本的な科学者の行動規範を示すものです。日本学術会議は、各大学・研究機関、学協会が、「科学者の行動規範」を参照しながら、自らの行動規範を策定することを要望しております。また、「科学者の行動規範」と一体を成す「科学者の行動規範の自律的実現を目指して」では、全ての組織に対して倫理プログラムの策定、実施を要望しております。
声明「科学者の行動規範について」を取りまとめるに当たり、大学・研究機関や学協会から御意見を伺ったアンケート調査の結果は、本声明の参考資料に収録しています。 |