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代表派遣会議出席報告
1 会議概要
1)名 称 (和文)国際医学団体協議会
      (英文)Council for International Organization of Medical Sciences
2)会 期 2007年12月3日?4日
3)会議出席者名 松田一郎  
4)会議開催地 スイス、ジュネーブ   
5)参加状況(参加国数、参加者数、日本人参加者)執行委員会:11ヶ国、参加者13名 日本人 1人 第21総会:15ヶ国、参加者20人、日本人 1人
      
6)会議内容  
 定例の執行委員会と加盟国、加盟団体の代表者による全体会議
1 2007年までのCIOMSが行なってきた活動の総括
1)生命倫理:2002年にCIOMSは「ヒトを対象とした生物医学研究のための国際生命倫理ガイドライン」(International Ethical Guidelines for Biomedical Research involving Human Subject)を提出しこれまで約4000部が主としWHOプログラムの基で各国に配布され、フランス語、中国語、スペイン語などに訳され、各国での生命倫理行動基準として利用されている。このガイドラインと整合性することを目的として、1991年に出された「疫学研究のための国際的生命倫理ガイドライン」(International Guidelines for Ethical Review of Epidemiological Studies)を改正 することになり、2003年9月に改正のためのコアグループが結成されこれまで8回会議が開かれた。2008年には最終稿が発刊される予定である。なお、松田は終始この会にコアメンバーの1人として草稿作成に参加した。
2)医薬品開発とその利用:CIOMSは医薬品の安定供給を意図し、医薬品の治験を含めた安全性確保のための委員会を2001年に立ち上げた。2006?2007にかけて、アメリカ、ヨーロッパ、日本が参加したICH活動に協力しCIOMS国際会議を開いた。2005年にはa「安全性開発に関するし新報告」(The Development Safety Update Report (DESU)),2006年に「治験の定期的安全報告:フォーマットと内容」(Harmonizing the Format and Content for Periodic Safety Reporting During Clinical Trial)を出版した。更に、2005年には「薬理遺伝学」(Pharmacogenetics-Towards Improving Treatment with Medicine)を発刊した。なお今回の執行委員会、全体会議では日本の厚生労働省、製薬企業がこれまでCIOMSに協力的な対応をとってきたことが指摘され、謝辞が述べられた。
3)WHOとの共同事業 今後さらに安全なワクチン開発に向けてCIOMS/WHO Working Group on Vaccine Pharmacovigilanceを結成することになり、すでに製薬会社から23メンバー、さらに政府機関、アカデミアからの参加者が予定されている。特にワクチン開発にはCIOMSの協力が必須であるとの説明が、Rago L(WHO)からなされた。また現在ICD10の見直しが進められており、各国際学会、国際会議が加盟しているCIOMSの協力が必須であることが述べられ、これは具体的にメールで議論をつめることになった。
 来年、ソウルで開かれる世界医師会でヘルシンキ宣言が改定されることが決まっていて、そのドラフトと説明文が既に各執行委員には送られているが、それについての説明が行なわれた。
2、2005?2007年度の決算報告と2008?2010予算の承認
Owden A Administrative Assistantから詳細な決算報告と来年度の予算が示され全員一致で承認された。
3、役員の改選
1. President(Professor Valloton)は再選された。
2. 新たにVice-PresidentにDr Ruth MacklinとDr Walter Diekhausが選ばれた。
3. Dr Gottfried Kuntzが6月に執行委員長に就任することが決まったが、前任者のId?np??n-Heikkila Jが引き続き共同で任に当たることになった。
4. 執行委員会
松田を含む5人の執行委員会委員は任期満了で退き、新たに、以下の6名の委員が選ばれた。Dr M Downham, International College of Surgeon, Dr R Bachus World Associatio of Societies of Pathology and Laboratory, Dr A Van Assche,Belgium Royal Acadenies of Medicine, Dr J Blahaos Czech Medical Association, Dr JJM van Delden Royal Netherland Academy of Arts & Science,Dr O Dale National Committiee for Medical Reserch Etics in Norway
4、CIOMSへの新規加入の件
International Member
International Society of Pharmacovigilance(ISoP),
Association Member
International Society of Hepatic Encepalopathies and Nitrogen Metabolism(ISHEN), Group for the Respect of Ethics and Excellence in Science( National Member Korean Academy of Medical Science(‘KAMS)
以上4件の加入が全員の投票で承認された。
5、CIOMSの今後の活動方針
今後もWHO/UNESCOとの密接関係を維持しながら、バイオエシックス、安全且つ有効な医薬、ワクチン開発をめざすことが確認された、またこうした事業には現在書いて意中の疫学研究のための国際的倫理ガイドラインの出版が急がれることも指摘された。
6、会議において日本が果たした役割
日本学術会議から派遣された松田一郎は、これまで4年間執行委員会員として、また疫学研究の倫理ガイドライン作成のコアメンバーの1人として毎回出席して、職責を果たした
 次回開催予定:現在は開催時期は未定、但し来年度年次総会は行なわれる予定。


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