公開シンポジウム「東日本大震災がもたらした食料問題―福島県の現状と課題」

 東日本大震災が起こってから12年が経ち、全国各地で復興が進んでいる。しかし、福島県では一部に帰還困難地域が残っており、耕作地の復元や担い手の育成などの課題に加え、原発の廃炉政策や処理水の海洋放出も長期に及ぶ。農林水産業の復興と食料生産を振興していく上で、多くの課題が残されている。本シンポジウムでは科学的な立場から食料生産および流通における福島県の現状と問題点を整理し、住民に寄り添った今後の復興の進め方を議論する。

イベント概要

開催日時 2023年11月11日(土) 13:00~17:00
開催地 東京大学弥生講堂(東京都文京区弥生1-1-1)(ハイブリッド開催)
対象 どなたでも参加いただけます
プログラム
13:00 開催にあたって
総合司会:日本農学アカデミー理事 渡部終五
13:05 開会挨拶
日本農学アカデミー会長 生源寺眞一
13:10 企画説明
東京大学大学院農学生命科学研究科教授 中嶋康博
13:20 基調講演 原子力災害と風評被害 ――13年目の課題
東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授 関谷直也
14:00-14:15 休憩
14:15 第一報告 相双地方における農林業の現状・課題と新しい産地形成に向けて
福島県相双農林事務所所長 小久保仁子
14:40 第二報告 農産物における放射能汚染対策12年の総括と科学的知見の蓄積
福島大学食農学類教授 二瓶直登
15:05 第三報告 食農連携に向けた福島の取り組みと大学の役割
福島大学食農学類教授 小山良太
15:30-15:35 休憩
15:35
コメント:農業生産法人(株)カトウファーム   加藤絵美
     東日本大震災・原子力災害伝承館研究員 葛西優香
     北海道大学大学院農学研究院准教授   小松知未
総合討論:(ファシリテーター)中嶋康博 + 全ての登壇者
16:55 閉会挨拶
公益財団法人農学会会長 丹下 健
 申込み <会場参加>
事前登録不要です。直接ご来場ください。
<オンライン参加>
ポスターに記載のQRコードより事前登録をしてください。
 問合せ先 日本農学アカデミー事務局 office※academy-nougaku.jp
公益財団法人農学会 zaidan※nougakkai.or.jp
(送信の際には※を@に変えてください)
備考 主催:日本学術会議食料科学委員会、農学委員会、東日本大震災に係る食料問題分科会
共催:日本農学アカデミー、公益財団法人農学会
後援:国立大学法人東京大学大学院農学生命科学研究科、国立大学法人福島大学、株式会社ワールドウォッチジャパン、復興農学会