公開シンポジウム「「みち」の視点からとらえる人と自然のかかわり」

 「みち」は、人をつなぎ、生き物をつなぐ。近くの場所がつながり、やがて遠くの場所までつながる。古いものと新しいものをつなぎ、さまざまな境界を越えていく。「みち」があることで、人と自然のかかわりは多様になり複雑になっている。そのような「みち」の役割や働きの理解について、さまざまな学術分野での新たな展開や最近の動向を概観する。

イベント概要

開催日時 令和5年9月18日(月・祝)14:00~17:00
開催地 オンライン開催
対象 どなたでも参加いただけます。
参加費 無料
プログラム
14:00~16:30 1部:「みち」の視点からとらえる人と自然のかかわり
国土・景観・土地をつなぐ「みち」、古いものと新しいものを結ぶ「みち」、境界をまたいでつなぐ「みち」などのテーマで、さまざまな専門分野の講演者が講演する。
「砂漠化対処の現場から考える乾燥地の「みち」と人・動物の移動」
大黒 俊哉(日本学術会議連携会員、東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
「熱帯林地域の川と道路:カリマンタン開発の歴史より」
井上 真(日本学術会議連携会員、早稲田大学人間科学学術院教授、東京大学名誉教授)
「漁労景観や雪形とかかわる視覚的なみち、景観の問題など(仮)」
池邊 このみ(日本学術会議第二部会員、千葉大学グランドフェロー)
「街道でつながる京の中心と周縁」
惠谷 浩子(日本学術会議連携会員、独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所文化遺産部主任研究員)
「都市と農村をつなぐみち:江戸・東京の発展と資源流通」
田島 夏与(日本学術会議連携会員、立教大学経済学部経済政策学科教授)
「みちがつくるまち・都市」
村上 暁信(日本学術会議連携会員、筑波大学システム情報系教授)
『「かわ」と「みち」の関係と将来展望』
風間 聡(東北大学大学院工学研究科教授)
16:30~17:00 2部:パネルディスカッション
「みち」とかかわるレジリエンス・持続可能性について、1部の講演をうけて議論する。
司会進行:吉田 丈人(日本学術会議連携会員、東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
パネリスト:上記講演者
 申込方法 オンライン参加ご希望の方は以下のリンク先フォームからお申し込みください。
オンライン参加申し込みフォームへのリンク
登録メールアドレスにZoomのURLを送信します。
 問合せ先 東京大学大学院農学生命科学研究科 吉田丈人
E-mail: ty*g.ecc.u-tokyo.ac.jp (送信の際には*を@ に変えてください)
備考 主催:日本学術会議環境学委員会・統合生物学委員会合同自然環境分科会