本シンポジウムは、『構造工学論文集 Vol.69』の登載論文を中心としたシンポジウムを開催することによって、産・官・学、各界の研究者・技術者に学術交流・技術交流の場を提供し、構造工学の一層の発展を目的としたものです。
イベント概要
開催日時 |
2023年 4月15日(土)~16日(日) |
開催地 |
東京工業大学大岡山キャンパス西9号館ただし,特別講演を含む一部はハイブリッド(予定) |
対象 |
どなたでも参加いただけます。 |
参加費 |
無料 |
プログラム |
開会式・特別講演会・パネルディスカッション
- 会期:2023年4月15日(土) 15:00~18:00
会場:東京工業大学大岡山キャンパス西9号館およびオンライン(予定)
- 15:00~15:10 開会式
- 挨拶:前川宏一(日本学術会議土木工学・建築学委員会/横浜国立大学)
- 米田雅子(日本学術会議土木工学・建築学委員会/東京工業大学)
- 司会:中村聖三(長崎大学)
- 15:10~15:25 日本学術会議土木工学・建築学委員会の2019年提言と実大免震試験機の実現について
- 講師:高橋良和(京都大学)
- 竹内 徹(東京工業大学)
- 15:25~16:25 特別講演会「2050年カーボンニュートラルに向けた建設分野の取組」
- 講師:森久保司(国土交通省)
- 司会:中村聖三(前掲)
- 16:30~18:00 建築・土木合同パネルディスカッション「カーボンニュートラルと構造工学」 (幹事:土木学会)
- 近年、地球の平均気温の上昇が一因と考えらえる異常気象が世界で発生し、我が国においても激甚な豪雨・台風災害や猛暑が頻発している。平均気温の長期的な上昇傾向を抑えるためには、温室効果ガスの排出を実質ゼロにすることが必要とされており、我が国は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニューラルを目指すことを2020 年10 月に宣言した。温室効果ガスは経済活動・日常生活に伴い様々な場面で排出されるため、カーボンニュートラルの実現に向けて、温室効果ガスの排出と吸収の実態を理解し、あらゆる主体が効果的に取り組むことが求められている。
土木・建築分野においては、施工時の温室効果ガス排出量の削減の他、個別資材の製造時や建設された施設の運用時における温室効果ガスの排出量削減・吸収、再生可能エネルギー関連施設の建設等を通して、脱炭素化への幅広い貢献が期待される。国や企業、大学において脱炭素技術の開発や制度・基準の制定などの取り組みが本格化している。
第69回目となる今回のシンポジウムの特別講演会とパネルディスカッションは、カーボンニュートラルに向けた構造工学分野における取り組みに焦点を当てる。カーボンニュートラルに関する国の取り組みや考え方の他、環境に配慮した材料の活用や再利用、再生可能エネルギーの活用にむけた技術開発などの構造工学分野における最新の状況を理解し、カーボンニュートラルに今後どのように取り組んでいけばよいか考える場としたい。
なお、特別講演に先立ち「日本学術会議土木工学・建築学委員会の2019 年提言と実大免震試験機の実現について」と題して日本学術会議土木工学・建築学委員会からの情報提供をする。
- 司会:長山智則(東京大学)
- 吉敷祥一(東京工業大学)
- 趣旨説明:中村聖三(前掲)
- パネリスト講演:
- 「鋼橋資源の有効活用、カーボンニュートラルに向けて」
- 春日井俊博(日本橋梁建設協会)
- 「鉄鋼部材リユースの可能性」
- 岡崎太一郎(北海道大学)
- 「洋上風力発電における構造工学の役割」
- 藤山知加子(横浜国立大学)
- 「木材を用いた建築物の世界的潮流」
- 五十田博(京都大学)
建築部門発表講演
- 会期:2023年4月15日(土)10:00~14:30
会場:東京工業大学大岡山キャンパス西9号館
土木部門発表講演
- 会期:2023年4月15日(土)9:15~14:30、16日(日)9:00~15:00
会場:東京工業大学大岡山キャンパス西9号館
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申込み |
以下のページのリンク先よりお申込みください。
参加登録ページ(日本建築学会ホームページ)へのリンク |
備考 |
主催:日本学術会議 土木工学・建築学委員会
共催:日本建築学会、土木学会 |