公開シンポジウム「創薬を加速させる革新的な細胞・臓器・個体モデル」

再生医療などにも関わる組織・臓器を人工的に作り出す技術の進展により、薬剤スクリーニングにも応用可能な革新的なモデル系が次々に開発されてきています。ヒト個体や臓器を模したこれらアッセイ系は、創薬過程における対象疾患の選定や有効性・安全性の検証へと応用されることで、新薬の開発コスト削減や開発期間圧縮に大きな貢献を果たしており、特に、創薬過程において問題となっている臨床開発後期段階でのドロップアウト率を減らすものと期待されています。そこで本シンポジウムでは、従来の創薬を根本的に変える可能性のある革新的な細胞・臓器・個体モデルについて、その有用性や将来展望について情報提供したいと考えています。

イベント概要

日時 2021年 1月18日(月)13:00-17:00
開催地 日本薬学会長井記念ホール+ライブ配信(ハイブリッド開催)
※オンライン開催(ZOOM ウェビナー)に変更いたしました。
対象 どなたでも参加いただけます
定員
プログラム
13:00-13:15 開会挨拶
土井 健史(日本学術会議 薬学委員会 生物系薬学分科会 委員長、大阪大学大学院薬学研究科)
嶋田 一夫(理化学研究所生命機能科学研究センター)
遠藤 玉夫(日本学術会議 第二部会員、東京都健康長寿医療センター研究所)
高倉 喜信(日本薬学会 会頭、京都大学大学院薬学研究科)
座長:堅田 利明(武蔵野大学薬学部)
13:15-13:50 Organ/Body on a Chipを用いた病態モデル開発
亀井 謙一郎(京都大学高等研究院 物質-細胞統合システム拠点)
13:50-14:25 微小血管の Organ on a chipによるフェノタイプ解析と治療標的探索
松永 行子(東京大学生産技術研究所 機械・生体系部門)
14:25-15:00 マウスおよび患者由来のがんオルガノイドモデル確立と創薬への応用
筆宝 義隆(千葉県がんセンター研究所 発がん制御研究部)
15:00-15:10 休憩
座長:笠原 忠(自治医科大学医学部)
15:10-15:45 再発がん患者検体と初代培養がん細胞を用いた薬剤耐性機構と耐性克服法の探索
片山 量平((公財)がん研究会がん化学療法センター 基礎研究部)
15:45-16:20 疾患特異的iPS細胞を用いた難治性疾患の病態解析と治療法開発
齋藤 潤(京都大学iPS細胞研究所 疾患再現研究分野)
16:20-16:55 ヒトiPS細胞技術を活用した新たな薬理試験法の開発
諫田 泰成(国立医薬品食品衛生研究所 薬理部)
16:55-17:00 閉会挨拶
長野 哲雄(日本学術会議 薬学委員会 生物系薬学分科会、日本生命科学アカデミー 会長、東京大学創薬機構)
 申込み 以下のページのリンク先にある参加登録フォームよりお申込み下さい。
参加申し込みページへのリンク
締め切り: 2021年 1月 5日(火) 1月12日(火)に延長しました。
 問い合わせ先 事務局:〒135-8550 東京都江東区有明3-8-31(公財)がん研究会がん化学療法センター
担当:三原 TEL:03-3570-0661 FAX:03-3570-0484 E-mail: ritsuko.mihara*jfcr.or.jp(*を@に変更)
備考 主催:日本学術会議 薬学委員会 生物系薬学分科会、日本学術会議 薬学委員会 化学・物理系薬学分科会、日本薬学会
後援:日本生命科学アカデミー、公益財団法人がん研究会