公開シンポジウム「動物たちの意図共有」

 現在、人間のコミュニケーション手段は、電子機器・電子ネットワークの普及により急激に変化している。このような変化に、人間はどのように対応してゆくであろうか。このシンポジウムでは、コミュニケーション行動の原点に立ち、動物のコミュニケーション行動、問題解決行動などから社会的知性の萌芽を探る研究を進める研究者を集め、最新の研究成果を聞く。コミュニケーションと協力行動を進化の軸で見て、私たち自身の未来のコミュニケーションのあり方を考える契機とする。

イベント概要

日時 2021年 3月21日(日)14:30-17:30
開催地 オンライン開催
対象 どなたでも参加いただけます
定員
参加費 無料
プログラム
14:00-14:10 開会挨拶・趣旨説明
岡ノ谷 一夫(東京大学)
14:10-14:40 「真社会性ハダカデバネズミの集団意思決定と対立」
沓掛 展之(総合研究大学院大学)
14:40-15:10 「動物の協調行動:ニホンザルの音声鳴き交わしとラットの身体動作同期から」
勝野 吏子(東京大学・日本学術振興会)
15:10-15:40 「ハンドウイルカにおける協力行動」
山本 知里(京都大学・日本学術振興会)
15:40-15:50 休憩
15:50-16:20 「チンパンジー・ボノボの乳児に対する認知」
川口 ゆり(京都大学・日本学術振興会)
16:20-16:50 「交互つつき課題においてセキセイインコは相手によって運動タイミングを変える」
岸本 励季・関 義正(愛知大学)
16:50-17:00 「コメント:心は行動の独立変数か従属変数か」
渡辺 茂 (慶応義塾大学)
17:00-17:25 総合討論
司会:岡ノ谷 一夫
17:25-17:30 閉会の挨拶
辻 和希(琉球大学)
 申込み 以下のページのリンク先よりお申込み下さい。(参加費無料、要事前登録)
参加申し込みページへのリンク
 問合せ先 新学術領域「共創的コミュニケーションのための言語進化学」事務局
Email:evolongustics.admin*ecs.c.u-tokyo.ac.jp(*を@に変更)
ホームページ
備考 主催:日本学術会議統合生物学委員会・心理学・教育学委員会・基礎生物学委員会合同行動生物学分科会
共催:新学術領域「共創言語進化学」、日本動物行動学会、日本動物心理学会