公開シンポジウム「感覚器におけるスマートフォンの光と影」
新型コロナウイルス感染症の流行により、スマートフォンをはじめとしたIT機器の利用率が急速に高まっている。いわゆる三密回避対策のため、リモートワーク、リモート学習のスタイルが急速に普及したことと、外出自粛生活によってIT機器でのゲーム遊びや動画視聴などの機会が急増しているためである。それに伴い、特に学生や働き盛り世代での感覚器障害の増加が懸念される事態になっている。長時間のスマートフォン使用は、近視、斜視、眼精疲労などの視覚障害のリスクとなることが知られてきており、聴覚障害に関しては、ヘッドフォンの過度な使用による「隠された難聴」と呼ばれる疾患概念が注目されてきている。
一方、超高齢社会を迎え、人々が豊かな生活を送るうえで、感覚器の重要性がますます注目されている。感覚器障害が進行すると、日常生活動作が困難になるばかりか、人と人とのコミュニケーション能力が低下することで認知症の大きな要因になることも知られている。我々の日常にすっかり浸透した便利なスマートフォンは、若者からお年寄りまで今や生活必需品となっているが、見る力や聞く力の低下した人であっても、スマートフォンなどのIT機器を最大限に活用することで、生活の質(QOL)を高めることが可能となる。
本講演会では、超高齢社会、そしてWithコロナ・Postコロナの社会におけるスマートフォンなどIT機器との上手な付き合い方を、「見る・聞く」を専門とする医師の立場から、最新の情報に基づきご紹介させていただきたい。
イベント概要
日時 | 2020年9月15日(火)14:30-17:00 |
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開催地 | オンライン開催 ※「Zoom」を使ったWebライヴ配信 |
対象 | どなたでも参加できます |
定員 | |
参加費 | 無料 |
プログラム |
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申込み | 下記の専用サイトからお申込みください。 専用サイト 締め切り: 2020年9月7日(月曜日) |
問合せ | 市民公開講座「感覚器におけるスマートフォンの光と影」運営事務局 E-mail:jos2*po.nichigan.or.jp(*を@に変更) テレワーク実施中のため、E-mailにてお問い合わせください。 |
備考 | 主催:日本学術会議臨床医学委員会感覚器分科会 |