公開シンポジウム「第12回基礎法学総合シンポジウム:「人・移動・帰属・変容するアイデンティティ」

本シンポジウムは、参加者の安心に配慮し、延期することに致しました。
新しい開催日は、別途ご連絡させて頂きます。



「人」は古典的には権利義務の結節点であり、「国民」としてのアイデンティティを付与され、国家の管理に服する存在であった。しかしながら、人の国際移動の活発化によってこの前提は崩れ始めている。すなわち、国際的に移動する「人」は、人の移動を制御しようとする国民国家の移民法制を逆手に取りつつ、複数の国家にまたがる越境的な関係の中で自らの権利や自由を確保しようとしている。
こうした現代的な現象を前に、「人の移動」という視点から、法学の基礎的概念である「人」、そして国家や市民社会の役割を再検討する。

イベント概要

日時 2020/4/25(土)13:00-18:00
開催地 日本学術会議講堂
(東京都港区六本木 7-22-34)
対象 どなたでも参加していただけます。
定員 約---名(当日先着順)
プログラム 開会挨拶
 佐藤 岩夫(東京大学社会科学研究所教授・日本学術会議会員)
企画趣旨説明
 大西 楠・テア(専修大学法学部准教授)
第1部 報告
 佐藤 団 (京都大学大学院法学研究科准教授)
 「前近代における人・移動・帰属」
 松前 もゆる (早稲田大学文学学術院教授)
 「移動・ジェンダー・世代――現代ヨーロッパにおける労働移動の事例から」
 小畑 郁 (名古屋大学大学院法学研究科教授)
 「日本の外国人法における『在留資格』概念の肥大化――そのイデオロギー批判のために」
 長谷川 貴陽史 (首都大学東京法学部教授)
 「わが国における移民・難民の包摂と排除――包摂と排除の中間的形態及び包摂概念の意味と限界について」
 瀧川 裕英 (立教大学法学部教授)
 「移動と帰属を徹底的に区別する」
司会
 亀本 洋(明治大学法学部教授・日本学術会議会員)

第2部 総合討論
司会
 大西 楠・テア(専修大学法学部准教授)
 浅野 有紀(同志社大学大学院司法研究科教授・日本学術会議連携会員 )
閉会挨拶
 小川 浩三(専修大学法学部教授)
 申込み 入場無料・事前申込み不要 
 問い合わせ 基礎法学系学会連合事務局
Email:kisohogaku*gmail.com(*を@に変えてください)
備考 主催:日本学術会議法学委員会、基礎法学系学会連合(日本法社会学会、日本法哲学会、比較法学会、法制史学会、 比較家族史学会、民主主義科学者協会法律部会)