公開シンポジウム「都市農業における資源循環や効率的なエネルギー利用の可能性」

 物質が効率的に循環するような都市圏生態系では、系内に入力される物質量および太陽エネルギー以外のエネルギー量は少なくなり、従って系外に排出される物質量、エネルギー量も少なくなる。このような循環型社会を達成するためには、近郊緑地や都市緑地の植物機能を最大限に利用するだけではなく、食料や資源となる作物の都市農園での生産を含む総合的な物質循環システムを構築する必要がある。本シンポジウムでは、地域を物質が循環する生態系と捉えて、その物質循環を健全に運転するために、都市農業を中心として植物機能を最大限に発揮させ、有効に利用する方法について考え、都市圏における物質循環、エネルギー有効利用のための方策を議論する。

イベント概要

日時 2020年 9月30日(水) 9:15-12:05
開催地 オンライン開催
対象 どなたでも参加いただけます
定員
プログラム

開催の挨拶

9:15
仁科 弘重(日本学術会議第二部会員、愛媛大学理事・副学長)

趣旨説明

9:20
北宅 善昭(日本学術会議連携会員、大阪府立大学生命環境科学研究科教授)

講 演

司会:荊木 康臣(日本学術会議連携会員、山口大学大学院創成科学研究科教授)
9:25 持続可能な社会構築のための都市農業の実現に向けた研究拠点形成
荊木 康臣(前掲)
9:40 都市農業における資源循環や効率的なエネルギー利用
遠藤 良輔(日本学術会議連携会員、大阪府立大学大学院生命環境科学研究科講師)
10:00 都市農業と営農型太陽光発電
谷 晃(日本学術会議連携会員、静岡県立大学食品栄養科学部教授)
<休憩>10:25-10:30
司会:奥島 里美(日本学術会議連携会員、農研機構九州沖縄農業研究センター)
10:30 ランドスケープの観点から見た都市農業
加我 宏之(大阪府立大学大学院生命環境科学研究科教授)
10:55 都市農業に関するライフサイクルアセスメントの動向と課題
林 清忠(農研機構 農業環境変動研究センター 環境情報基盤研究領域 総合評価ユニット)
11:20 大阪府における都市農業の取組み
大利 元樹(大阪府環境農林水産部 農政室推進課 総務企画グループ)

総合討論

11:45
進行:北宅 善昭(前掲)
コメンテータ: 古在豊樹(日本学術会議連携会員、千葉大学名誉教授)
       増田 昇(大阪府立大学名誉教授・植物工場研究センター長)

閉会挨拶

12:00
真木 太一(日本学術会議連携会員、九州大学名誉教授、北海道大学農学研究院研究員)
 申込み 参加費無料、事前参加申込み必要
9月18日(金)までに、参加登録フォーム
もしくはポスター掲載の二次元バーコードから参加登録してください。
 問い合わせ 北宅 善昭または遠藤 良輔
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科
〒599-8531 堺市中区学園町1-1
TEL: 072-254-9434または072-254-9668
E-mail:kitaya*envi.osakafu-u.ac.jp , endo*envi.osakafu-u.ac.jp(*を@に変更)
備考 主催:日本学術会議農学委員会農業生産環境工学分科会
後援:日本農業工学会、日本農業気象学会、日本生物環境工学会、農業施設学会、生態工学会