公開シンポジウム「計算科学基盤強化に向けた国産ソフトウェア実用化の課題と期待―国プロ開発ソフトウェアの実用化・事業化における現実―」

計算科学シミュレーションソフトウェアを産業への実装を中心とした視点から俯瞰しながら、計算科学の研究成果を産業競争力強化に寄与しうる技術として発展させて裾野を広げ、それにより日本の計算科学基盤を強化するという好循環を実現することが大切である。その手段の一つとして、「京」の HPCI 戦略プログラムから生まれたソフトウェア群を始めとする、これまでのスパコン対応国産ソフトウェア等の維持、改良、実用化、事業化の仕組み作りが重要である。

前回、第一回シンポジウムでは、実用化人材およびその育成のための評価指標、ソフト開発者モチベーションの向上、等の視点で議論を展開した。今回は、その仕組みにおいて大きな課題である、開発ソフトウェアの実用化、事業化のあり方について、これまでの代表的国プロソフトウェアの事業化プロセスをご紹介いただき、計算科学ソフトウェア普及展開のためのエコシステムのあり方や、その構築のための仕組み作りついて議論を行う。

イベント概要

日時 2020/2/7(金)13:00-18:00
開催地 日本学術会議講堂
(東京都港区六本木7-22-34)
対象 どなたでも参加いただけます
定員 約---名
プログラム

司会:大出 真知子
(日本学術会議連携会員、国立研究開発法人物質・材料研究 機構構造材料研究拠点主任研究員)

開催の挨拶
越塚 誠一(日本学術会議連携会員、東京大学工学研究科教授)
シンポジウム趣旨説明
佐々木 直哉(日本学術会議連携会員、(株)日立製作所 技師長)

国産ソフトウェアにおける、実用化、事業化の現状と課題

粒子法ソフトウェアの事業化、普及展開
越塚 誠一(日本学術会議連携会員、東京大学工学研究科教授)
ソフトウェア PHASE の事業化、普及展開
宇佐美 護((株)アスムス)
ソフトウェア OCTA の事業化、普及展開
青柳 岳司
(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 機能材料コンピュテーショナルデザイン研究センター 総括研究主幹)
計算科学ツール活用に関する意識調査アンケートの結果報告
佐々木 直哉(日本学術会議連携会員、(株)日立製作所 技師長)

基調講演

講演タイトル「モノづくりにおける計算科学の役割(仮)」
吉村 忍(日本学術会議第三部会員、東京大学大学院工学研究科教授)
総合討論
(司会)
金田 千穂子(日本学術会議連携会員、(株)富士通研究所シニアエキス パート)
(コメンテーター)
越塚 誠一(日本学術会議連携会員、東京大学工学研究科教授)
吉村 忍(日本学術会議第三部会員、東京大学大学院工学研究科教授)
宇佐美 護((株)アスムス)
青柳 岳司(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 機能材料コンピュテーショナルデザイン研究センター 総括研究主幹)
閉会の挨拶
佐々木 直哉(日本学術会議連携会員、株式会社日立製作所技師長)
 申込み 申込みフォーム
 問い合わせ 佐々木 直哉
E-mail:naoya.sasaki.sw*hitachi.com(*を@に変えてください)
備考

主催:日本学術会議総合工学委員会・機械工学委員会合同計算科学シミュレーションと工学設計分科会

共催:一般社団法人日本機械学会、一般社団法人日本応用数理学会、 一般社団法人日本計算工学会、一般社団法人日本シミュレーション学会、一般社団法人可視化情報学会、日本計算数理工学会、国際計算力学連合、アジア太平洋計算力学連合、CAE懇話会(以上、予定)

後援:公益社団法人日本自動車技術会(予定)