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代表派遣会議出席報告
1 名 称   アジア結晶学会
        Asian Crystallographic Association
2 会 期  2010年10月31日~11月3日(4日間)
3 会議出席者名  日本人:大橋裕二(日本学術会議による代表派遣)
4 会議開催地  (韓国釜山)
5 参加状況 (参加国数、参加者数、日本人参加者)  参加国数:39カ国、参加者数:630名、日本人参加者:137名
6 会議内容

  ・日程及び会議の主な議題
  3年2回の開かれる学会で、1回はAsCAの開発途上国で開かれる学会で、もう1回は開発国の国内大会を連合して開かれる学会であり、今回は前者の学会である。
  1)2つのPlenary lecture, 4つのKeynote lectureと16のマイクロシンポジウムで講演が行われた。その他に2日間のポスター発表で 332件の発表があった。

  ・会議における審議内容・成果
  評議員会では今後3年間の執行部3役が選出された。

  ・会議において日本が果たした役割
  参加者は開催国韓国に続き、2番目に多い137人であり、発表は最も多く約30%を占めている。

 ・その他特筆すべき事項(共同声明や新聞等で報道されたもの等)
  特になし

7 会議の模様

  これまでは日本からの参加者が半数近くあり、発表も目新しいものが少なかったこともあって、ヨーロッパやアメリカ地域の結晶学会とはレベルが低いとみなされてきた。しかし前回大会あたりから、欧米からの留学生がかなり各国に帰国したようで、研究レベルは格段に進歩して、今やほとんど同じレベルになったように感じられる。実際ポスター賞やRising Stars賞などの若手に与えられる賞も参加者の割合より日本の受賞者は少ないように感じられた。今後の日本の若手研究者の奮起が望まれる。次回は(2)のカテゴリーの会議が2012年にオーストラリアで開かれるが、今回と同様な(1)のカテゴリーの会議は2013年に開かれる。開催地決定は予定していたベトナムの代表が欠席したため、来年の評議員会に持ち越された。
  
次回開催予定 平成24年12月2日~6日:オーストラリア・アデレード



                       


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