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1 会議概要
1)名 称 (和文)アジア社会科学研究協議会連盟
(英文)Association of Asian Social Science Research Councils
2)会 期 平成21年8月26日から29日まで(4日間)
3)会議出席者名 小谷汪之、伊藤達雄
4)会議開催地 タイ国 バンコク市
5)参加状況 (参加国数、参加者数、日本人参加者) 13カ国1地域、約150名、うち日本人 4名
6)会議内容
?日程と主な議題
8月26日
17:30?18:30 執行委員会(Executive Board Meeting:会長、副会長二人と事務局長出席。戒能通厚副会長の代理として、小谷汪之が出席)
8月27日
10:00?10:30 開会式
10:45?12:00 特別講演(二名)
13:00?16:15 国別報告「グローバル化する世界における多文化主義:アジア・太平洋からの視点」(タイ、インド、スリランカ、フィリピン、中国)
16:30?17:30 運営委員会(Generla Meeting of AASSREC Member Delegates)
8月28日
9:00?11:50 国別報告(ニュージーランド、マレーシア、日本、イラン、インドネシア)
13:00?15:25 国別報告(台湾、パキスタン)
15:30?16:30 総会
8月29日
9:30?10:30 特別講演(二名)
10:30?12:00 閉会式
?会議における審議内容・成果
アジアには、複雑なエスニック問題を抱えている国が多い。例えば、タイの場合は、南部のマレイ系イスラム教徒や北部の「先住民」問題があり、インドネシアの場合は、300にのぼるエスニック・グループ、400を超える「地方語」が存在する。他方、日本や韓国のような国では、外国人労働者の増加や国際結婚の問題が重大化している。韓国からの報告によれば、韓国農村部では「花嫁」の40%が外国人であるという。こうした、さまざまエスニック問題に対して、社会科学はどのような方策を提示できるのかが今回の会議の課題であり、今後さらに追究していかなければならない課題である。
?会議において日本が果たした役割
日本学術会議連携会員である戒能通厚氏の代理として小谷汪之会員が執行委員会、運営委員会等に出席し、会議の運営等にかかわった。日本からの国別報告「グローバルカ化する世界における多文化主義:日本のからの視点」を山本真鳥会員が報告した。
?その他特記事項
AASSREC 正式加盟国14カ国の内、ベトナムが欠席したが、台湾とパキスタンがオブザーバーとして出席した。この台湾とパキスタンには正式加盟を呼びかけることになり、また、今回は参加しなかったラオスとカンボディアにも正式加盟を呼びかけることになった。これらの呼びかけが成功すれば、AASSRECの組織はいっそう強化される。
2.会議の模様
開催主催機関であるNational Reserch Council, ThailandがAASSREC事務局と連携して、極めて入念な準備・運営を行ったので、会議は何の問題もなく進行し、国別報告等を巡って、活発な議論が交わされた。
3.次回開催予定
2011年秋に、インドネシアで3?4日間にわたって開催されることになった。
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