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1 会議概要
1)名 称 (和文)第16回国際人類学・民族学会議
(英文)The 16th International Congress of Anthropological and Ethnological Sciences
2)会 期 2009年 7月 27日?31日(5日間)
3)会議出席者名 山本眞鳥
4)会議開催地 中国雲南省昆明市
5)参加状況 (参加国数、参加者数、日本人参加者) 91ヶ国、3600名、うち日本人参加者175名
6)会議内容
・日程及び会議の主な議題:
今回の会議テーマは、Humanity, Development and Cultural Diversity
27日、開会式 その後 keynote speechが30日まで続いた。
セッションは27日15:30?31日まで常時開催されていた。
27日18:00 Executive Committee
28日18:00 Business Meetings, Commissions
28日19:30 Permanent Council
29日18:00 Business Meetings, Commissions
30日19:30 General Assembly
31日16:00 閉会式
Cultural Exhibitions
A. Retrospective Exhibition of the 60th Anniversary of the IUAES
B. Institutions and Individual Academic Research
C. Retrospective Exhibition on the 100-year Development of Anthropological
and Ethnological Sciences in China.
D. Colorful China: China’s Ethnic Groups
E. The World Local Cultures
F. International Athropological and Ethnological Sciences Book Fair
Film Festival(民族映画というカテゴリーの催しで、映画の上映とシンポジウム開催)
・会議における審議内容・成果:
主催者側の強調点は、developmentにあったと思われる。developmentと文化の多様性をどのように調和させるかということが課題であった。しかし、経済成長の著しい中国では、developmentのネガティヴな面はあまり
主張されず、全体的に楽観ムードが支配していた。General Assemblyで昆明宣言(人間性、開発、文化の多様性をテーマとする宣言)が採択された。
・会議において日本が果たした役割:
新役員の選出が行われ、日本からは大阪大学副学長の小泉潤二氏(連携会員)が事務局長に選出され、さらに日本人類学会会長の金澤英作氏が理事に選出され、以前に増して活躍が期待されている。なお、今回の
選挙で理事の任期が満了した尾本恵市氏が名誉会員に選出された。
・その他特筆すべき事項:
Permanent Councilにおいて、IUAES人権声明が採択された。
2.会議の模様
会議の母胎である、国際人類・民族科学連合(IUAES)の組織は、やや問題を抱えておりその行く末が心配されていたが、新役員の選出の結果、改革を考えている役員が当選し、今後の改革が期待できるようになった。先の日本人役員も改革に意欲的である。
次回開催予定
2013年6-7月もしくは、11月-12月
英国マンチェスター市で、マンチェスター大学人類学部が中心となって開催することが決まった。それまでの間に、毎年中間会議が開催される。2010年トルコのアンカラ、2011年オーストラリアのパース、2012年にはイ
ドのオリッサで開催される。
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