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１ 会議概要
１）名 称 （和文） 2008年数学教育国際委員会総会
（英文） 2008 International Commission on Mathematics Instruction General
２）会 期 平成20年7月6日（1日間）
３）会議出席者名 藤井斉亮
４）会議開催地 モンテレィ（メキシコ）
５）参加状況（参加国数、参加者数、日本人参加者） 参加国数67か国、参加者数76名（うち日本人1名）
６）会議内容
・日程及び会議の主な議題
1. 開会宣言と日程の確認 (09:30)
2. ICMI国際理事（2010-12）選挙について（その１）、候補者名簿の確認など
3. ICMI書記官（the Secretary-General of ICMI）からの報告
4. ICMI の現状と問題点：意見交換
5. ICMI国際理事（2010-12）選挙（その２）、投票(14:00)
6. 報告 ICMI Affiliated Study Groups 及びCIAEMからの報告
7. 質疑応答
8. ICMI国際理事（2010-12）選挙（その３）、開票と結果の報告
9. 閉会挨拶(17:00)
配布資料は以下の通り。
1）国際理事候補者の履歴書
2）２０１０年に日本で開催予定のEARCOME5(The Fifth East Asian Regional Conference on
Mathematics Education)に関する参加要請書［日本側から提出］
・会議における審議内容・成果
ICMI国際理事（2010-12）選挙の結果は、次の通りである。
President: William (Bill) Barton (New Zealand)
Secretary-General: Jaime Carvalho e Silva (Portugal)
Vice Presidents: Angel Ruiz (Costa Rica) , Mina Teicher (Israel)
Members-at-Large: Maria G. (Mariolina), Bartolini Bussi (Italy), Sung
Je Cho (Korea), Roger Howe (USA), Renuka Vithal (South Africa), Zhang Yingbo
(China)
・会議において日本が果たした役割
２０１０年に日本で開催予定のEARCOME5(The Fifth East Asian Regional Conference on Mathematics Education)に関する資料を配布し、参加要請をおこなった。
２ 会議の模様
今回の総会で最も重要な審議内容は、ICMI国際理事（2010-12）選挙であった。この国際理事は、これまではICMIの上部組織であるIMU(International
Mathematical Union)が選出してきたが、今回からICMI総会における選挙となったからである。推薦委員会委員長を務めた米国ジョージア大学キルパトリック教授が、選挙に先立ち、この変更の意義やこれまでの経緯などを興奮気味に語っていたのが印象的であった。
また、ICMIは、数学教育学分野の研究動向を踏まえ、特に重点的に研究すべき分野についてはStudy Groupを立ち上げ、積極的に支援してきた。Study
Groupは現在、下記に示す５つがある。総会では、それぞれの代表からこれまでの成果や今後の研究動向について報告があり、それに関して活発な質疑応答がなされた。Study
Groupは今後も数学教育学分野の研究動向に応じて新設されていくものと思われる。
1) The International Study Group on the Relations between the History and Pedagogy of Mathematics (HPM)
2) The International Study Group for Mathematical modeling and Applications
(ICTMA)
3) International Organization of Women and Mathematics Education (IOWME)
4) The International Study Group for the Psychology of Mathematics Education (PME)
5) The World Federation of National Mathematics Competitions (WFNMC)
次回開催予定 2012年7月上旬。詳細は未定。開催国は韓国に決定している。
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